小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

538 OSをWindows7に 速くなった写真取り込み

パソコン(NEC・VALUESTAR300T)のOSをWindowsvistaからWindows7にアップグレードした。 8月にパソコンを買い換えた際、OSのアップグレード対象商品に指定されていて、Windows7の発売前に申し込んでいた。…

538 OSをWindows7に 速くなった写真取り込み

パソコン(NEC・VALUESTAR300T)のOSをWindowsvistaからWindows7にアップグレードした。 8月にパソコンを買い換えた際、OSのアップグレード対象商品に指定されていて、Windows7の発売前に申し込んでいた。…

537 高度成長とともに 戦後を体現した大鵬さん

相撲界で大横綱、名横綱といわれる人は何人か思い浮かべることができる。その中でも「大鵬」というスケールの大きな名前は、私だけでなく多くの相撲ファンの心に残っているはずだ。その元横綱大鵬さんの納谷幸喜さん(69)が文化功労賞を受賞する。 すずや…

537 高度成長とともに 戦後を体現した大鵬

相撲界で大横綱、名横綱といわれる人は何人か思い浮かべることができる。その中でも「大鵬」というスケールの大きな名前は、私だけでなく多くの相撲ファンの心に残っているはずだ。その元横綱大鵬さんの納谷幸喜さん(69)が文化功労賞を受賞する。 すずや…

536 半月と木星と 心の目で見る美しさ

窓から空を見ると、半月が明るい。その下方には競うように木星がきらめいている。月と木星の中間を飛行機が赤い点滅を繰り返して羽田を目指し降下している。空気が澄んだ秋の夜だ。 都市部は夜も明るいから、星空の観察は難しい。でも、今夜の空はきれいに見…

536 半月と木星と 心の目で見る美しさ

窓から空を見ると、半月が明るい。その下方には競うように木星がきらめいている。月と木星の中間を飛行機が赤い点滅を繰り返して羽田を目指し降下している。空気が澄んだ秋の夜だ。 都市部は夜も明るいから、星空の観察は難しい。 でも、今夜の空はきれいに…

535 挫折・自己保身に走った人たち JR西日本に見る焦りと失敗

人間は本能的に自己保身をする。しかし、社会生活ではその本能を抑える必要があるのはいうまでもない。JR福知山線の脱線事故で多くの犠牲者を出したJR西日本幹部たちの自己保身そのもののふるまいはとても見苦しい。 挫折を知らない人たちが、危機的状況…

535 挫折・自己保身に走った人たち JR西日本に見る焦りと失敗

人間は本能的に自己保身をする。しかし、社会生活ではその本能を抑える必要があるのはいうまでもない。JR福知山線の脱線事故で多くの犠牲者を出したJR西日本幹部たちの自己保身そのもののふるまいはとても見苦しい。 挫折を知らない人たちが、危機的状況…

534 人を育てることとは  野村さんの胴上げ

プロ野球楽天の野村監督が、24日のクライマックス日本ハム戦を最後に監督の座を降りた。74歳という年齢なのに厳しい監督という仕事を続けてきたのだから、ただものでないことがよく分かる。 試合後に相手チームの日本ハムの梨田監督や稲葉選手らが、野村…

534 人を育てることとは  野村さんの胴上げ

プロ野球楽天の野村監督が、24日のクライマックス日本ハム戦を最後に監督の座を降りた。74歳という年齢なのに厳しい監督という仕事を続けてきたのだから、ただものでないことがよく分かる。 試合後に相手チームの日本ハムの梨田監督や稲葉選手らが、野村…

533 藤沢周平とともに 鶴岡を歩く

鶴岡も米沢と同様、城下町(庄内藩)としての歴史がある。そして、鶴岡を有名にしたのは、作家の藤沢周平だった。 市内に「大寶館」という市立の人物資料館がある。そこには、鶴岡に縁の深い人たちの資料が展示されている。高山樗牛や丸谷才一、中田喜直らに…

533 藤沢周平とともに 鶴岡を歩く

鶴岡も米沢と同様、城下町(庄内藩)としての歴史がある。そして、鶴岡を有名にしたのは、作家の藤沢周平だった。 市内に「大寶館」という市立の人物資料館がある。そこには、鶴岡に縁の深い人たちの資料が展示されている。高山樗牛や丸谷才一、中田喜直らに…

532 漆の実のみのる国 「天地人」でにぎわう米沢

かつて仙台に住んだことがある。もちろ、隣県の山形県まで足を伸ばしたが、米沢と鶴岡には行く機会がなかった。先日2つの城下町に行くことになり、旅行バッグに藤沢周平の「花のあと」という文庫本を入れて新幹線に乗った。 米沢はけっこう人が多かった。け…

532 漆の実のみのる国 「天地人」でにぎわう米沢

かつて仙台に住んだことがある。もちろ、隣県の山形県まで足を伸ばしたが、米沢と鶴岡には行く機会がなかった。先日2つの城下町に行くことになり、旅行バッグに藤沢周平の「花のあと」という文庫本を入れて新幹線に乗った。 米沢はけっこう人が多かった。け…

531 マロニエの葉散る朝 届いた季節の便り

朝、犬と一緒に散歩していて遊歩道を通ると、マロニエの葉が風に揺れて散っている。 「はらはらと マロニエの葉散る 風の道」 なんて、ぶつぶつ独り言を言いながら、そうかことしももう秋なのだと思った。マロニエの実はとっくに落ちてしまっていて、黄色と…

531 マロニエの葉散る朝 届いた季節の便り

朝、犬と一緒に散歩していて遊歩道を通ると、マロニエの葉が風に揺れて散っている。 「はらはらと マロニエの葉散る 風の道」 なんて、ぶつぶつ独り言を言いながら、そうかことしももう秋なのだと思った。マロニエの実はとっくに落ちてしまっていて、黄色と…

530 広島・長崎とオバマ大統領

この見出しを見ただけで、ニュースに敏感な人ならば「オリンピックとノーベル平和賞のことだ」と思うだろう。 ある意味では唐突であり、伝統や慣例を大事にする人には承服しがたい話題に違いない。「2つの都市での開催はオリンピック憲章からしてあり得ない…

530 広島・長崎とオバマ大統領

この見出しを見ただけで、ニュースに敏感な人ならば「オリンピックとノーベル平和賞のことだ」と思うだろう。 ある意味では唐突であり、伝統や慣例を大事にする人には承服しがたい話題に違いない。「2つの都市での開催はオリンピック憲章からしてあり得ない…

529 「遥かなりラオス」(8)番外編 こみ上げる去りがたい思い ラオス・タイ国境で

旅情という言葉の意味は「旅でのしみじみとした思い」(広辞苑)だという。忙しい旅を続けていると、そんな時間はあまりない。9月。ラオスの旅の最終日に予定のスケジュールが終わって陸路国境を越えタイへと入り、飛行場のあるウボン・ラチャターニまで向…

529 「遥かなりラオス」(8)番外編 こみ上げる去りがたい思い ラオス・タイ国境で

旅情という言葉の意味は「旅でのしみじみとした思い」(広辞苑)だという。忙しい旅を続けていると、そんな時間はあまりない。9月。ラオスの旅の最終日に予定のスケジュールが終わって陸路国境を越えタイへと入り、飛行場のあるウボン・ラチャターニまで向…

528 自然界の勢力地図 季節の植物の共存関係

毎日の散歩コースに調整池周辺の遊歩道が入っている。1周約800メートル。自転車がほとんど通らないので、犬の散歩には最適だ。調整池に水があるのは全体の3分の1程度で、残りの部分は雑草が生えたままになっている。 秋になるとこの雑草地ではススキと…

528 自然界の勢力地図 季節の植物の共存関係

毎日の散歩コースに調整池周辺の遊歩道が入っている。1周約800メートル。自転車がほとんど通らないので、犬の散歩には最適だ。調整池に水があるのは全体の3分の1程度で、残りの部分は雑草が生えたままになっている。 秋になるとこの雑草地ではススキと…

527 旅は記憶だ スペイン・ポルトガルの旅(7)完

「記録より記憶に残るような選手になりたい」と、高校野球で、大リーグに行った松坂大輔以来のピッチャーといわれる花巻東高校の菊池雄星がプロ希望を表明した際にこう話した。戦後のプロ野球で、それを実践したのは長嶋茂雄だったが「記録よりも記憶」とい…

527 旅は記憶だ スペイン・ポルトガルの旅(7)完

「記録より記憶に残るような選手になりたい」と、高校野球で、大リーグに行った松坂大輔以来のピッチャーといわれる花巻東高校の菊池雄星がプロ希望を表明した際にこう話した。戦後のプロ野球で、それを実践したのは長嶋茂雄だったが「記録よりも記憶」とい…

526 遥かなりラオス(7)完 600キロの深夜バスの世界

作家の沢木耕太郎がバスを使って、香港からユーラシア大陸を横断したのは26歳の時だった。その旅行記は「深夜特急」という名著になり、いまも若者の心をとらえ続ける。ラオスで600キロの距離を深夜バスに乗り、車窓から夜空の星を眺める稀な時間を送っ…

526 遥かなりラオス(7)完 600キロの深夜バスの世界

作家の沢木耕太郎がバスを使って、香港からユーラシア大陸を横断したのは26歳の時だった。その旅行記は「深夜特急」という名著になり、いまも若者の心をとらえ続ける。ラオスで600キロの距離を深夜バスに乗り、車窓から夜空の星を眺める稀な時間を送っ…

525 遥かなりラオス(6) 輝く瞳の子どもたち

「ラオスの子どもたちの輝く瞳を見ていると、希望や夢への思いを感じます」「ラオスのこどもたちはかわいい。帰ったら日本の子どもたちの顔をよく見てみたい」。ラオス山岳地帯へ同行した2人の先生が、ラオスの子どもたちに接した感想をこのように話してく…

525 遥かなりラオス(6) 輝く瞳の子どもたち

「ラオスの子どもたちの輝く瞳を見ていると、希望や夢への思いを感じます」「ラオスのこどもたちはかわいい。帰ったら日本の子どもたちの顔をよく見てみたい」。ラオス山岳地帯へ同行した2人の先生が、ラオスの子どもたちに接した感想をこのように話してく…

524 遥かなりラオス(5) 山岳地帯との別れ

一日、NGOのタオイ地区センターでゆっくりした私たちは、夜、ノンちゃんたちと一緒に歌を歌い、タオイの夜を楽しんだ。ノンちゃんはギターをこなし、宍戸先生と同じく、多才ぶりを発揮した。翌日早くにもち米の朝食を取り、ノンちゃん車ら2台の四駆で帰…

524 遥かなりラオス(5) 山岳地帯との別れ

一日、NGOのタオイ地区センターでゆっくりした私たちは、夜、ノンちゃんたちと一緒に歌を歌い、タオイの夜を楽しんだ。ノンちゃんはギターをこなし、宍戸先生と同じく、多才ぶりを発揮した。翌日早くにもち米の朝食を取り、ノンちゃん車ら2台の四駆で帰…