小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

972 菜の花に誘われて 北海道滝川にて

北海道滝川市は「菜の花畑」の街といわれる。耕作面積は180ヘクタールに及び、市内ではいま、黄色い花が満開だ。この街に行く機会があり、偶然ながら素晴らしい菜の花畑を見ることができた。滝川を走る幹線道路(国道12号)から少し入った農道には、菜…

972 菜の花に誘われて 北海道滝川にて

北海道滝川市は「菜の花畑」の街といわれる。耕作面積は180ヘクタールに及び、市内ではいま、黄色い花が満開だ。この街に行く機会があり、偶然ながら素晴らしい菜の花畑を見ることができた。滝川を走る幹線道路(国道12号)から少し入った農道には、菜…

971 バラが咲いています 花を愛する人に悪人はいない?

バラがあちこちで咲いている。散歩が楽しい季節である。美しいバラを庭に咲かせているのはどんな人なのかと想像する。花を愛する人に悪人はいないはずだ。民間企業から大学の教授になった人を知っている。この人の同僚がこんなことを言っていたことを忘れる…

971 バラが咲いています 花を愛する人に悪人はいない?

バラがあちこちで咲いている。散歩が楽しい季節である。美しいバラを庭に咲かせているのはどんな人なのかと想像する。花を愛する人に悪人はいないはずだ。民間企業から大学の教授になった人を知っている。この人の同僚がこんなことを言っていたことを忘れる…

970 谷風、雷電と稀勢の里 失望した大相撲夏場所

大相撲の夏場所は、意外にもモンゴル出身の平幕力士・旭天鵬が優勝した。37歳という年6場所制になってからの最高齢での優勝だそうだ。途中までトップを走っていた稀勢の里は、終盤で大崩れとなり、4敗もしてしまい、横綱の白鵬も何と5敗。大関陣も千秋…

970 谷風、雷電と稀勢の里 失望した大相撲夏場所

大相撲の夏場所は、意外にもモンゴル出身の平幕力士・旭天鵬が優勝した。37歳という年6場所制になってからの最高齢での優勝だそうだ。途中までトップを走っていた稀勢の里は、終盤で大崩れとなり、4敗もしてしまい、横綱の白鵬も何と5敗。大関陣も千秋…

969 秋田で見た部分日食 戦後の3大誤報の1つは幻の皆既日食観測

21日朝の「金環日食」は、秋田に出かけていたためテレビでした見ることができなかった。秋田市は晴れていて「部分食」を、サングラス3つを重ねて何とか見た。テレビの大騒ぎには驚いたが、一見の価値はあったのかもしれない。以前、日食をめぐって誤報が…

969 秋田で見た部分日食 戦後の3大誤報の1つは幻の皆既日食観測

21日朝の「金環日食」は、秋田に出かけていたためテレビでした見ることができなかった。秋田市は晴れていて「部分食」を、サングラス3つを重ねて何とか見た。テレビの大騒ぎには驚いたが、一見の価値はあったのかもしれない。以前、日食をめぐって誤報が…

968 棚田にて ある青年との出会い

傾斜地に続く棚田は日本を含めて世界各地に存在する。その中で唯一、世界遺産(文化遺産)になっているのがフィリピン・ルソン島の「コルディリェーラの棚田」である。しかし若者たちが村を離れて行き、3割の棚田が後継者不足のため耕作放棄地となって荒廃…

968 棚田にて ある青年との出会い

傾斜地に続く棚田は日本を含めて世界各地に存在する。その中で唯一、世界遺産(文化遺産)になっているのがフィリピン・ルソン島の「コルディリェーラの棚田」である。しかし若者たちが村を離れて行き、3割の棚田が後継者不足のため耕作放棄地となって荒廃…

967 みかんの花の季節に 名曲から伝わる自然と人生

いつもの年ならいまごろは庭のみかんの花が満開となり、甘い香りが周囲に漂っている。ことしは桜の開花が例年より1週間以上遅れ、当然のようにみかんの花のつぼみも開かない。「みかんの花咲く丘」(加藤省吾作詞、海沼実作曲)という戦後の日本を代表する…

967 みかんの花の季節に 名曲から伝わる自然と人生

いつもの年ならいまごろは庭のみかんの花が満開となり、甘い香りが周囲に漂っている。ことしは桜の開花が例年より1週間以上遅れ、当然のようにみかんの花のつぼみも開かない。 「みかんの花咲く丘」(加藤省吾作詞、海沼実作曲)という戦後の日本を代表する…

966 「虚報」と「真実」 2冊の新聞記者本を読む

新聞は「社会を映す鏡」といわれる。時代を的確に映し、記録することが新聞の使命ということなのだろう。2冊の本はそうした役割を担ったはずの新聞記者や新聞社が疲弊し、病んでしまった実態を書いている。 「虚報」(文春文庫)は元読売新聞記者である堂場…

966 「虚報」と「真実」 2冊の新聞記者本を読む

新聞は「社会を映す鏡」といわれる。時代を的確に映し、記録することが新聞の使命ということなのだろう。2冊の本はそうした役割を担ったはずの新聞記者や新聞社が疲弊し、病んでしまった実態を書いている。 「虚報」(文春文庫)は元読売新聞記者である堂場…

965 急ぐ身でも心和む新緑 信楽高原鉄道の短い旅

一両編成の信楽高原鉄道に乗った。貴生川―信楽間14・7キロ。わずか23分という短い旅だ。山間を走るのどかな単線の鉄道で、21年前に大惨事として記録に残る列車同士の衝突事故(42人が死亡し、614人が重軽傷を負った)があったことが信じられない…

965 急ぐ身でも心和む新緑 信楽高原鉄道の短い旅

一両編成の信楽高原鉄道に乗った。貴生川―信楽間14・7キロ。わずか23分という短い旅だ。山間を走るのどかな単線の鉄道で、21年前の1991(平成3)年5月14日に大惨事として記録に残る列車同士の衝突事故(42人が死亡し、614人が重軽傷を負…

964 いつまで続くかよき伝統と風習 5月の陽光を浴びて

きょう5日はこどもの日であり、端午の節句だ。広辞苑をひくと「古来、邪気を払うため菖蒲(しょうぶ)や蓬(よもぎ)を軒に挿し、粽(ちまき)や柏餅を食べる。菖蒲と尚武の音通もあって、近世以降は男子の節句とされ、甲冑・武者人形などを飾り、庭前に幟…

964 いつまで続くかよき伝統と風習 5月の陽光を浴びて

5日はこどもの日であり、端午の節句だ。広辞苑をひくと「古来、邪気を払うため菖蒲(しょうぶ)や蓬(よもぎ)を軒に挿し、粽(ちまき)や柏餅を食べる。菖蒲と尚武の音通もあって、近世以降は男子の節句とされ、甲冑・武者人形などを飾り、庭前に幟旗や鯉…

963 チャーミングな桃の畑が・・・ 原発事故1年後の福島の春

桃の産地として知られる福島県北の伊達市で、桃が開花したというメールが知人から届いた。甘い香りが漂ってくるような、美しい写真が添付されていた。「天下無敵」「チャーミング」(魅力的)「私はあなたのとりこ」など、桃の花言葉はいろいろあるが、やは…

963 チャーミングな桃の畑が・・・ 原発事故1年後の福島の春

桃の産地として知られる福島県北の伊達市で、桃が開花したというメールが知人から届いた。甘い香りが漂ってくるような、美しい写真が添付されていた。 「天下無敵」「チャーミング」(魅力的)「私はあなたのとりこ」など、桃の花言葉はいろいろあるが、やは…