小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

1255 待宵草が咲いている hanaの死から1年

朝、いつもの散歩コースである調整池の周囲を歩いていると、黄色い花がひっそりと咲いているのを見かけた。帰宅して図鑑で調べると「マツヨイグサ」(待宵草)と分かった。この花はたしか昨年の夏も見た。しかし、わが家で飼っていた犬のゴールデンレトリー…

1255 待宵草が咲いている hanaの死から1年

朝、いつもの散歩コースである調整池の周囲を歩いていると、黄色い花がひっそりと咲いているのを見かけた。帰宅して図鑑で調べると「マツヨイグサ」(待宵草)と分かった。この花はたしか昨年の夏も見た。しかし、わが家で飼っていた犬のゴールデンレトリー…

1254 ペットとともに暮らす時代 「犬」論議に思う

大阪府泉佐野市が犬の糞の放置対策のため導入を検討していた「犬税」について、断念する方向だというニュースを見た。こうした苦肉の策を考えたのは、犬の糞害が相当ひどいということなのだろう。私の散歩する道でも相変わらず糞が放置されているのを見かけ…

1254 ペットとともに暮らす時代 「犬」論議に思う

大阪府泉佐野市が犬の糞の放置対策のため導入を検討していた「犬税」について、断念する方向だというニュースを見た。こうした苦肉の策を考えたのは、犬の糞害が相当ひどいということなのだろう。私の散歩する道でも相変わらず糞が放置されているのを見かけ…

1253 ユリの季節 牧野富太郎の考察を読む

「百合の香を深く吸ふさへいのちかな」。ハンセン病の療養所で生涯を送った俳人、村石化石(ことし3月8日、91歳で死去)の句。 百合の季節である。その芳香が庭先から漂ってくる。その近くで、昨年7月30日にこの世を去ったわが家の愛犬、hanaが眠…

1253 ユリの季節 牧野富太郎の考察を読む

百合の香を深く吸ふさへいのちかな ハンセン病の療養所で生涯を送った俳人、村石化石(ことし3月8日、91歳で死去)の句。 百合の季節である。その芳香が庭先から漂ってくる。その近くで、昨年7月30日にこの世を去ったわが家の愛犬、hanaが眠って…

1252 沖縄の建築物の魅力を追う 「小さな宝石のような風景」を連載

沖縄暮らし15年になる友人が南の島の建築物に魅せられ、朝日新聞のホームページ「朝日新聞デジタル」で「沖縄建築パラダイス」と題した連載を続けている。ことし1月から始まった連載は既に14回を数え、個性豊かな建築物を通して沖縄の魅力を伝えている…

1252 沖縄の建築物の魅力を追う 「小さな宝石のような風景」を連載

沖縄暮らし15年になる友人が南の島の建築物に魅せられ、朝日新聞のホームページ「朝日新聞デジタル」で「沖縄建築パラダイス」と題した連載を続けている。ことし1月から始まった連載は既に14回を数え、個性豊かな建築物を通して沖縄の魅力を伝えている…

1251 イルカに救われた人生 時の人になった北海道の笹森さん

北海道でクジラウオッチングを続けている笹森琴絵さんが「日本クジライルカウオッチング協議会」の初代会長になり、朝日新聞の時の人ともいうべき「ひと」(7月16日付)欄に紹介された。昨年6月、室蘭市で笹森さんにお会いして話を聞いたことがあるが、…

1251 イルカに救われた人生 時の人になった北海道の笹森さん

北海道でクジラウオッチングを続けている笹森琴絵さんが「日本クジライルカウオッチング協議会」の初代会長になり、朝日新聞の時の人ともいうべき「ひと」(7月16日付)欄に紹介された。 昨年6月、室蘭市で笹森さんにお会いして話を聞いたことがあるが、…

1250 マレーシア航空機撃墜で「藪の中」を考える 現実の機微は……

「藪の中」という言葉がある。広辞苑には「関係者の言うことが食い違っていて、真相が分からないこと」とある。芥川龍之介の短編小説『藪の中』が、この語源といわれる。ウクライナで起きたマレーシア航空機撃墜事件でも、ウクライナ対親露派・ロシアの言い…

1250 マレーシア航空機撃墜で「藪の中」を考える 現実の機微は……

「藪の中」という言葉がある。広辞苑には「関係者の言うことが食い違っていて、真相が分からないこと」とある。芥川龍之介の短編小説『藪の中』が、この語源といわれる。ウクライナで起きたマレーシア航空機撃墜事件でも、ウクライナ対親露派・ロシアの言い…

1249 若きエースの肱の故障 田中投手は「勤続疲労」なのか

大リーグ・ヤンキースの田中将大投手が、肘のけがで当分戦列を離れることになったというニュースは衝撃的だった。野球の投手にとって肘や肩の故障は致命的なことが少なくない。それだけに野球というスポーツで肘と肩には負担がかかっているといえるだろう。…

1249 若きエースの肱の故障 田中投手は「勤続疲労」なのか

大リーグ・ヤンキースの田中将大投手が、肘のけがで当分戦列を離れることになったというニュースは衝撃的だった。野球の投手にとって肘や肩の故障は致命的なことが少なくない。それだけに野球というスポーツで肘と肩には負担がかかっているといえるだろう。…

1248 歴史・時間の空間に学んだのか 第1次世界大戦勃発100周年

あまり報道されていないが、ことしは第1次世界大戦勃発から100周年になる。さらに第2次大戦が終わって来年で70年になる。これだけの時間が経たのだから、世界も日本も落ち着いたかと思うのだが、そうはいかない。歴史的、時間的な空間が人類の成長に…

1248 歴史・時間の空間に学んだのか 第1次世界大戦勃発100周年

あまり報道されていないが、ことしは第1次世界大戦勃発から100周年になる。さらに第2次大戦が終わって来年で70年になる。これだけの時間が経たのだから、世界も日本も落ち着いたかと思うのだが、そうはいかない。歴史的、時間的な空間が人類の成長に…