小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

田舎暮らし

1004 日本一住みたい場所は? 長崎・五島への旅

日本一住みたい場所はどこかと聞かれたら、何と答えたらいいのだろうかと悩んでしまう。住めば都という言葉がある通り、自分が住んでいる地域が気に入っている人は少なくないだろう。原発事故で故郷を追われた福島の多くの人たちは、自分たちの故郷が日本一…

179 瓦屋根と白壁 岡山・真庭「日本の原風景」

瓦屋根の民家は、一様に白壁づくりで、秋の柔らかな日差しに輝いている。周囲には黄金色の田んぼが広がる-。「ヨーロッパの田園地帯よりも、こちらの方が落ち着きませんか」と、地元の人に言われる。私も相槌を打つ。初秋を迎えた岡山県津山、真庭市を初め…

153 映画「天然コケッコー」  どこにでもある日本の原風景

映画をなぜ見るのか。人それぞれだろう。だから、この映画を見た感想も人によってさまざまだと思う。田舎暮らしをした人は自分の幼い時代を懐かしみ、都会暮らしの人は、美しい自然の中でゆったり流れる時間に憧れを抱き、人生をやり直すことができればこの…

152 旭川に生きる 北の友人たち

北海道は、いま札幌を中心とした一極集中が進んでいる。札幌が人口189万4000人に対し、第2の都市旭川は35万7000人しかいない。旭川は、札幌から特急で2時間弱の美しい街だ。夏は暑く、冬は寒い典型的な大陸的な気候のこの街に知人が住んでいる。 1人は教育…

132 東京と札幌の差 友人の転勤で考える

北海道育ちの友人が仕事で初めて東京に転勤してきて4年7ヵ月、友人は札幌に戻ることになった。初めて住んだ東京は、魅力ある街だったという。 長年、東京を中心に生活している者には、どこに行っても人、人の東京はうんざりする時があるのだが、友人は「戻り…