小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

887 いまも忘れないぬくもり  温風ストーブで思う子どものころ

温風ストーブ(ファンヒーター)で、笑えない失敗をした。急に寒くなり、仕舞い込んでいた灯油の温風ストーブを出した。 給油タンクに灯油を入れ、電気のスイッチを入れた。しかし、ストーブは点火せず「給油してください」という表示が出る。何度繰り返して…

887 いまも忘れないぬくもり  温風ストーブで思う子どものころ

温風ストーブ(ファンヒーター)で、笑えない失敗をした。急に寒くなり、仕舞い込んでいた灯油の温風ストーブを出した。 給油タンクに灯油を入れ、電気のスイッチを入れた。しかし、ストーブは点火せず「給油してください」という表示が出る。 何度繰り返し…

886 被災地の人々に希望の灯を  震災を書き続けるジャーナリスト

仙台に住む知人で、元NHK社会部記者の松舘忠樹さんは、アマチュアオーケストラのコンサート・マスターを務めながら、定年後の生活を楽しんでいた。そんな松舘さんの生活はことし3月11日の東日本大震災で大きく変わる。現役記者時代、災害報道を担当した…

886 被災地の人々に希望の灯を  震災を書き続けるジャーナリスト

仙台に住む知人で、元NHK社会部記者の松舘忠樹さんは、アマチュアオーケストラのコンサート・マスターを務めながら、定年後の生活を楽しんでいた。そんな松舘さんの生活はことし3月11日の東日本大震災で大きく変わる。 現役記者時代、災害報道を担当し…

885 非常時こそバイクで現場に あるテレビコメンテーターと東日本大震災

「東日本大震災は戦争を知らない団塊世代の私にとって、初めて列島規模で体験した『非常時』だった」―。東京MXテレビでニュース番組のコメンテーターをしている友人の角田光男さんが「テレビつれづれ帖」(株式会社フロンティア出版)という本を出版した。…

885 非常時こそバイクで現場に あるテレビコメンテーターと東日本大震災

「東日本大震災は戦争を知らない団塊世代の私にとって、初めて列島規模で体験した『非常時』だった」―。東京MXテレビでニュース番組のコメンテーターをしている友人の角田光男さんが「テレビつれづれ帖」(株式会社フロンティア出版)という本を出版した。…

884 日本の秋 北海道編(家族の風景)

前回に続き家族の写真の続き。今回は北海道編(函館と江差間の中山峠の紅葉1) (中山峠の紅葉2) (荒々しい江差の海) (江差にある江戸幕府の軍艦・開陽丸1) (開陽丸2) (イチョウが色づいた北海道大学1) (北大イチョウ2) (植物園前の街路樹…

884 日本の秋 北海道編(家族の風景)

前回に続き家族の写真の続き。今回は北海道編 (函館と江差間の中山峠の紅葉1) (中山峠の紅葉2) (荒々しい江差の海) (江差にある江戸幕府の軍艦・開陽丸1) (開陽丸2) (イチョウが色づいた北海道大学1) (北大イチョウ2) (植物園前の街路…

883 北欧の旅・番外編 フィンランド・エストニアの秋

家族がフィンランドとエストニアに行ってきた。その写真の一部を紹介する。もう、首都ヘルシンキは晩秋だった。それは、日本の札幌に似た風景だったようだ。 (ヘルシンキの空気が澄んだ美しい夜) (大聖堂に近づくと紅葉が) (ナナカマドは北国の象徴か)…

883 北欧の旅・番外編 フィンランド・エストニアの秋

家族がフィンランドとエストニアに行ってきた。その写真の一部を紹介する。もう、首都ヘルシンキは晩秋だった。それは、日本の札幌に似た風景だったようだ。 (ヘルシンキの空気が澄んだ美しい夜) (大聖堂に近づくと紅葉が) (ナナカマドは北国の象徴か)…

882 宝の海を奪われた三陸の海女さんの話 でも「まだやれる」

東日本大震災は、三陸の漁場を荒涼たる海に変えた。宮城県石巻市の牡鹿半島西南に位置する網地島(あじしま)沖合にも多くの遺体が流れてきたという。この島に住み、宮城県内で歌謡教室の先生をやりながら海女を続けている小野寺たつえさんに、最近話を聞く…

882 宝の海を奪われた三陸の海女さんの話 でも「まだやれる」

東日本大震災は、三陸の漁場を荒涼たる海に変えた。宮城県石巻市の牡鹿半島西南に位置する網地島(あじしま)沖合にも多くの遺体が流れてきたという。この島に住み、宮城県内で歌謡教室の先生をやりながら海女を続けている小野寺たつえさんに、最近話を聞く…

881 カンボジアの知人の嘆き 洪水被害続くアジアの国々

先日、カンボジアの首都プノンペンに住んでいる知人から電話があった。久しぶりに声が聞きたいということで、互いの近況を話しているうち、話題が「洪水」に及んだ。「タイもそうですが、カンボジアの洪水はどうですか」と聞くと「大変ですよ」という答えが…

881 カンボジアの知人の嘆き 洪水被害続くアジアの国々

先日、カンボジアの首都プノンペンに住んでいる知人から電話があった。久しぶりに声が聞きたいということで、互いの近況を話しているうち、話題が「洪水」に及んだ。「タイもそうですが、カンボジアの洪水はどうですか」と聞くと「大変ですよ」という答えが…

880 持続するのか日本人の伝統的価値観 スペイン皇太子賞の福島を救った人たちに学ぶ

東電の福島第一原発事故発生後、被害拡大防止に取り組んだ原発作業員、消防士、自衛官らにスペインのアストゥリアス皇太子賞が贈られた。個人を特定せずにこられの人たちが平和部門受賞の対象になり、代表5人がスペイン北部のアストゥリアス州の州都オビエ…

880 持続するのか日本人の伝統的価値観 スペイン皇太子賞の福島を救った人たちに学ぶ

東電の福島第一原発事故発生後、被害拡大防止に取り組んだ原発作業員、消防士、自衛官らにスペインのアストゥリアス皇太子賞が贈られた。 個人を特定せずにこられの人たちが平和部門受賞の対象になり、代表5人がスペイン北部のアストゥリアス州の州都オビエ…

879 独裁者カダフィの末路 歴史は繰り返すのか

40年以上も独裁者として君臨してきたリビアのカダフィ大佐が死んだ。身柄を拘束され、トラックで護送する途中の銃撃戦で被弾したのが致命傷になった。反カダフィ組織に身柄拘束されたとき、彼はコンクリートの穴の中に隠れていたという。独裁者の哀れな末…

879 独裁者カダフィの末路 歴史は繰り返すのか

40年以上も独裁者として君臨してきたリビアのカダフィ大佐が死んだ。身柄を拘束され、トラックで護送する途中の銃撃戦で被弾したのが致命傷になった。反カダフィ組織に身柄拘束されたとき、彼はコンクリートの穴の中に隠れていたという。独裁者の哀れな末…

878 流言飛語と風評被害 原発事故をめぐって

また寺田寅彦のことに触れるが、「流言蜚語」(現在の表記は流言飛語)というエッセーがある。 いまから73年前の大正13年(1924)9月、東京日日新聞に掲載された問題提起である。前年の1923年(大正12年)9月1日の関東大震災後「朝鮮人・中…

878 流言飛語と風評被害 原発事故をめぐって

また寺田寅彦のことに触れるが、「流言蜚語」(現在の表記は流言飛語)というエッセーがある。 いまから73年前の大正13年(1924)9月、東京日日新聞に掲載された問題提起である。 前年の1923年(大正12年)9月1日の関東大震災後「朝鮮人・…

877 ことしもセイタカアワダチソウの季節に 元気失った散歩コースの花

毎年、この時期になると「セイタカアワダチソウ」のことを書いている。 手元の「散歩で出会う花」(久保田修著)によれば、「北アメリカ原産。荒れ地、川辺などで見られる。頭花は3ミリ以下と小さいが、花序は大きく、茎上部につく。葉は披針形で表面は加賀…

877 ことしもセイタカアワダチソウの季節に 元気失った散歩コースの花

毎年、この時期になると「セイタカアワダチソウ」のことを書いている。 手元の「散歩で出会う花」(久保田修著)によれば、「北アメリカ原産。荒れ地、川辺などで見られる。頭花は3ミリ以下と小さいが、花序は大きく、茎上部につく。葉は披針形で表面は加賀…

876 「天災は忘れるころにやってくる」という言葉 寺田寅彦と中谷宇吉郎

地球物理学者で随筆家としても知られた寺田寅彦の言葉として「天災は忘れたころにやってくる」がある。東日本大震災に見舞われたことしは、この言葉を思い出した人は多いだろう。 自然災害が多い昨今は「天災は忘れないうちにやってくる」といってもおかしく…

876 「天災は忘れるころにやってくる」という言葉 寺田寅彦と中谷宇吉郎

地球物理学者で随筆家としても知られた寺田寅彦の言葉として「天災は忘れたころにやってくる」がある。東日本大震災に見舞われたことしは、この言葉を思い出した人は多いだろう。 自然災害が多い昨今は「天災は忘れないうちにやってくる」といってもおかしく…

875 「どんな本を読み、どんな作品に救われたか」 震災後の本の読み方

《東日本大震災は流れ去って消えていくものとは違う。この国の歴史に深々と打ち込まれた杭として、おそらく将来の長きにわたって、優れた文学作品を語る際の座標軸のひとつになりうるだろう。たとえば、僕はこんなことを考えるのだ。震災の直後にどんな本を…

875 「どんな本を読み、どんな作品に救われたか」 震災後の本の読み方

《東日本大震災は流れ去って消えていくものとは違う。この国の歴史に深々と打ち込まれた杭として、おそらく将来の長きにわたって、優れた文学作品を語る際の座標軸のひとつになりうるだろう。たとえば、僕はこんなことを考えるのだ。震災の直後にどんな本を…

874 北欧の旅・写真編(6)スウェーデン2 ストックホルムの街で

(ストックホルム市庁舎内のノーベル賞受賞者のパーティー会場) (雰囲気のあるストックホルム市庁舎) (市庁舎内にはこんな部屋もある) (名物のミートボール料理) (名女優、バーグマンが住んだマンション) (エコタウン) (エコタウン) (丘の上か…

874 北欧の旅・写真編(6)スウェーデン2 ストックホルムの街で

(ストックホルム市庁舎内のノーベル賞受賞者のパーティー会場) (雰囲気のあるストックホルム市庁舎) (市庁舎内にはこんな部屋もある) (名物のミートボール料理) (名女優、バーグマンが住んだマンション) (エコタウン) (エコタウン) (丘の上か…

873 北欧の旅・写真編(5)スウェーデン1 ストックホルムにて

(オスロからストックホルムへの国際列車は空いていた) (ストックホルムの駅で) (ストックホルムの駅で) (ストックホルムで見かけたプリウスのタクシー。エコの国でも日本車は人気!) (街の光景) (街の光景) (街の光景) (だれでもがこんな家に…

873 北欧の旅・写真編(5)スウェーデン1 ストックホルムにて

(オスロからストックホルムへの国際列車は空いていた) (ストックホルムの駅で) (ストックホルムの駅で) (ストックホルムで見かけたプリウスのタクシー。エコの国でも日本車は人気!) (街の光景) (街の光景) (街の光景) (だれでもがこんな家に…