小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

625 首相と幹事長の疑惑 分れた検察審査会の判断

鳩山首相の資金管理団体の偽装献金事件では、首相の不起訴処分は妥当と判断した検察審査会が、民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件では小沢氏を「起訴相当」と議決した。 別々の審査会(首相の方は東京第4検察審査会、小…

625 首相と幹事長の疑惑 分れた検察審査会の判断

鳩山首相の資金管理団体の偽装献金事件では、首相の不起訴処分は妥当と判断した検察審査会が、民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件では小沢氏を「起訴相当」と議決した。 別々の審査会(首相の方は東京第4検察審査会、小…

624 チューリップのあいさつ 花の命は短くて?

ことしの春は、寒暖の差が激しい。その影響が植物の世界にも顕著に出ているようだ。一度開花した草花類も、いつもの年より花が長持ちしている。この写真の花は何だろうと思われるかもしれない。2枚目を見れば、一目瞭然だが、1枚目だけでは「おや!」と思…

624 チューリップのあいさつ 花の命は短くて?

ことしの春は、寒暖の差が激しい。その影響が植物の世界にも顕著に出ているようだ。一度開花した草花類も、いつもの年より花が長持ちしている。この写真の花は何だろうと思われるかもしれない。2枚目を見れば、一目瞭然だが、1枚目だけでは「おや!」と思…

623 愚かな首相と国民 混沌とした時代をどう生きる

米国のワシントン・ポストが、鳩山首相のことを「不運で愚かな日本の首相」とコラムで書いた。 それが、自民党の谷垣総裁との党首討論でも取り上げられた。そこで鳩山さんは「愚かな総理かもしれません」と答えた。正直な人である。 私も含め、自分の職責に…

623 愚かな首相と国民 混沌とした時代をどう生きる

米国のワシントン・ポストが、鳩山首相のことを「不運で愚かな日本の首相」とコラムで書いた。 それが、自民党の谷垣総裁との党首討論でも取り上げられた。そこで鳩山さんは「愚かな総理かもしれません」と答えた。正直な人である。私も含め、自分の職責に対…

622 「ここに記者あり!」 自由を愛するジャーナリスト魂

「ここに記者あり!」(岩波書店)は、共同通信社で生涯一記者を貫いた村岡博人の記者としての生き方を通じて、ジャーナリストの「実践論」を書いた本(筆者の片山正彦のあとがき)である。 同時に社会部記者の活動を通じた戦後史として読むことができる作品…

622 「ここに記者あり!」 自由を愛するジャーナリスト魂

『ここに記者あり!』(岩波書店)は、共同通信社で生涯一記者を貫いた村岡博人の記者としての生き方を通じて、ジャーナリストの「実践論」を書いた本(筆者の片山正彦のあとがき)である。 同時に社会部記者の活動を通じた戦後史として読むことができる作品…

621 4月の雪 自然からの警告

けさ、外を見ていたら、雨がいつの間にか雪に変わり、わが家の庭も白くなった。気象の専門家によると、4月としては30年に1回という寒波が日本列島上空を覆ったのが原因だという。 東京のこの時期の雪は41年ぶりだそうだ。世界では巨大地震が相次ぎ、世…

621 4月の雪 自然からの警告

けさ、外を見ていたら、雨がいつの間にか雪に変わり、わが家の庭も白くなった。気象の専門家によると、4月としては30年に1回という寒波が日本列島上空を覆ったのが原因だという。 東京のこの時期の雪は41年ぶりだそうだ。世界では巨大地震が相次ぎ、世…

620 派閥抗争は崩壊の始まり トヨタ、そして富士通

米国を中心に逆風が吹いているトヨタで、創業家の豊田家と非創業家メンバー幹部の間で派閥抗争が起きているというニュースが流れている。 企業は言うに及ばず、どんな世界でも派閥が発生する。それは一人では生きることができない人間の性なのかもしれない。…

620 派閥抗争は崩壊の始まり トヨタ、そして富士通

米国を中心に逆風が吹いているトヨタで、創業家の豊田家と非創業家メンバー幹部の間で派閥抗争が起きているというニュースが流れている。企業は言うに及ばず、どんな世界でも派閥が発生する。それは一人では生きることができない人間の性なのかもしれない。…

619 ことしの春は 花戦争の季節に思う

ことしはわが家の庭の「カイドウ」の花の付きがよかった。桜の花よりも先につぼみが膨らんだが、満開になったのは少し遅く、桜が散ってもこちらの方はまだ花が残っている。 この花の華やかさは、春の庭にはうれしいものだ。かつて「この花を私と思って大事に…

619 ことしの春は 花戦争の季節に思う

ことしはわが家の庭の「カイドウ」の花の付きがよかった。桜の花よりも先につぼみが膨らんだが、満開になったのは少し遅く、桜が散ってもこちらの方はまだ花が残っている。 この花の華やかさは、春の庭にはうれしいものだ。かつて「この花を私と思って大事に…

618 命の大切さを伝えるボランティア 家族の2つの約束

最近、熊本県で環境カウンセラーになった女性に会った。不思議なオーラを持つ女性だった。話を聞いていて、人間の強さを思った。(写真は千葉県佐倉市のチューリップ祭会場) 環境カウンセラーはそれまでの活動を通じて得た環境保護に関する専門的知識と経験…

618 命の大切さを伝えるボランティア 家族の2つの約束

最近、熊本県で環境カウンセラーになった女性に会った。不思議なオーラを持つ女性だった。話を聞いていて、人間の強さを思った。 (写真は千葉県佐倉市のチューリップ祭会場) 環境カウンセラーはそれまでの活動を通じて得た環境保護に関する専門的知識と経…

617 本を読めば「人相がよくなる」 ある元裁判官の読書論

活字離れ、読書と縁のない学生の増加・・・。そういわれて久しい。しかし、書店に行けば、新刊本がズラリと並んでいる。おかしな時代だ。 そんなことを思いながら、手もとにあった調停時報という冊子を読んでいたら、元裁判官が読書に関して面白いことを書い…

617 本を読めば「人相がよくなる」 ある元裁判官の読書論

活字離れ、読書と縁のない学生の増加・・・。そういわれて久しい。しかし、書店に行けば、新刊本がズラリと並んでいる。おかしな時代だ。そんなことを思いながら、手もとにあった調停時報という冊子を読んでいたら、元裁判官が読書に関して面白いことを書い…

616 iPad30万台とは 書籍の世界の革命なのか

米国のアップルがこの3日に発売したばかりのiPadという新型の携帯端末が、初日に30万台も売れたと夕刊に出ていた。 この端末で見ることができる電子書籍は1日で25万冊以上販売されたという。日本でも近く発売される予定なので、書店関係者には脅威…

616 iPad30万台とは 書籍の世界の革命なのか

米国のアップルがこの3日に発売したばかりのiPadという新型の携帯端末が、初日に30万台も売れたと夕刊に出ていた。この端末で見ることができる電子書籍は1日で25万冊以上販売されたという。日本でも近く発売される予定なので、書店関係者には脅威…

615 聞かれなかった日大三高の校歌  山本正夫の名曲

春の選抜高校野球は、沖縄の興南が東京の日大三高を延長戦の末、10―5で破り、初優勝した。 興南の島袋と日大三の山崎の両エースとも疲れていたに違いない。しかし、それを感じさせない投球は、素晴らしかった。本音で言うと今回は山崎君の日大三を勝たせ…

615 聞かれなかった日大三高の校歌  山本正夫の名曲

春の選抜高校野球は、沖縄の興南が東京の日大三高を延長戦の末、10―5で破り、初優勝した。 興南の島袋と日大三の山崎の両エースとも疲れていたに違いない。しかし、それを感じさせない投球は、素晴らしかった。本音で言うと今回は山崎君の日大三を勝たせ…

614 毎日がエイプリルフール 賢治の詩を思いながら

宮沢賢治の有名な詩「雨にも負けず」の中に「日照りの時は涙を流し寒さの夏はおろおろ歩き」というくだりがある。昨今のニュースを見ていると、おろおろする(途方に暮れる)話が目に付く。賢治が生きていたら、現代をどう表現するのだろうかと思う。 きょう…

614 毎日がエイプリルフール 賢治の詩を思いながら

宮沢賢治の有名な詩「雨にも負けず」の中に「日照りの時は涙を流し寒さの夏はおろおろ歩き」というくだりがある。昨今のニュースを見ていると、おろおろする(途方に暮れる)話が目に付く。賢治が生きていたら、現代をどう表現するのだろうかと思う。 きょう…

613 復活した校歌の物語(4)完 山本正夫の孫と感動の対面

校歌のなぞを探って、作詩・作曲者の山本正夫の直系の孫である山本晴美さんが東京都板橋区で幼稚園の園長をしていることを知った、東舘小の宍戸校長と矢祭町教育委員会の片野委員長は福島県から上京し3月31日、晴美さんを訪ねた。(多くの校歌を作曲した…

613 復活した校歌の物語(4)完 山本正夫の孫と感動の対面

山本正夫 校歌のなぞを探って、作詩・作曲者の山本正夫の直系の孫である山本晴美さんが東京都板橋区で幼稚園の園長をしていることを知った、東舘小の宍戸校長と矢祭町教育委員会の片野委員長は福島県から上京し3月31日、晴美さんを訪ねた。(多くの校歌を…