2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧
コロナウイルスが猛威を振るい出している中、ある会合に参加した。夕方から夜に続いた会合が終わり、自宅最寄りのJRの駅に着き、とぼとぼと歩き出した。しばらくしてやや疲れを感じ立ち止まった。ふと雲がない空を見上げると、星々がきらめいていた。今、日…
最近、新聞を読んでいて米国の政治家・物理学者ベンジャミン・フランクリンの言葉を思い浮かべることが多い。今朝もそうだった。この言葉を「実践している」(皮肉です)に違いない政治家や官僚のことが朝刊に出ていた。私だけでなく普通に生きている人にと…
「パラサイト 半地下の家族」(ポン・ジュノ監督)という韓国映画がアカデミー作品賞を受賞した。日本でこの言葉が使われるようになったのは、就職氷河期が続いた1990年代後半のことだ。辞書には「寄生生物・他人の収入に頼って生活している人を俗にいう…
川越宗一の『熱源』(文藝春秋)が第162回直木賞を受賞した。今年になってこの本のほか、須賀しのぶ『また、桜の国で』(祥伝社文庫)、深緑野分『ベルリンは晴れているか』(筑摩書房)、奥田英朗『罪の轍』(新潮社)を読んだ。いずれも大衆小説で、合…