小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

1852 ヒーロー日替わり時代 幕尻力士優勝の珍事

NHKがテレビとラジオで生中継するスポーツは、現在では大相撲くらいしかない。それほど大相撲は国民的人気スポーツの位置を占め続けているのかどうか、私にはよく分からない。大相撲初場所で幕内番付の一番下位である前頭西17枚目(いわゆる幕尻)の徳…

1851 新型コロナウイルスにどう立ち向かう『ペスト』の人々を思う

人口が1100万人を超える中国湖北省の大都市、武漢市の公共交通機関は23日午前から全ての運行を停止した。同市で発生した新型のコロナウイルスによる罹患者は拡大を続けており、同市は事実上の閉鎖状態になった。 人類の歴史はウイルスとの闘いでもある…

1850 人類登場時代のチバニアン 地質年代に日本名認定

国際地質科学連合は17日、千葉県市原市にある約77万4000~12万9000年前の地質時代を「チバニアン」(千葉時代)と呼ぶことを決めたという。地質年代に日本の地名が付くのは初めてのことである。ここまで至るには一部学者による反対行動などの…

1849 福島の昆虫や野鳥に異変か「慢」の時代への警鐘

福島に住むジャーナリストの大先輩から届いた賀状に気になることが書かれていた。昨年からトンボが飛んでいない、コオロギの鳴き声も聞こえない、セミの声は弱々しい、ホタルの光も印象が薄い……。昆虫だけでなくスズメやツバメなどの野鳥の数も減ったように…

1848「昨日も今日も、そして明日」も 歩き続けること

このところ、かなりの距離を歩いている。スマートフォンの歩数計アプリを見ると、正月三が日の歩数合計は5万歩だった。出かけることが多かったから特別だが、12月の1日当たりの平均は1万歩を超えている。歩くことは体調管理だけでなく物を考えるのに役…