小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

犯罪

134 社保庁の賞与返納 これで怒りをかわせるか

年金記録漏れの責任をとって、社会保険庁の全職員1万7000人に6月の賞与(ボーナス)の一部を自主返納させるという。安倍首相、塩崎官房長官、柳沢厚労相、村瀬社保庁長官らも含まれ、総額は10億円規模になるそうだ。肩身の狭い毎日を送っている社保庁職員ら…

133 いつもで続くぬかるみぞ  嘆息の日々

ミートホープ社(北海道苫小牧市)による牛肉偽装事件は、北海道警の強制捜査に発展したが、2001年の雪印食品の牛肉偽装事件を思い出した。北海道の名門企業、雪印乳業の子会社が行った国外産牛肉を国内産と偽った不正工作だったが、雪印食品は解散し、雪印…

129 ビジネスモデルのまやかし 2つの挫折

起業家の間では、いつしか「ビジネスモデル」という言葉がもてはやされるようになった。言葉の響きはいいが、要するに「いかにしたらもうける手段ができるか」ということだ。基本的にいまの日本社会は利潤追求を最優先にしているのだから、それはそれでいい…