小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

135 迷犬hanaの落とし穴  体調不良は過保護から

珍しく、休みの娘から帰りに駅まで家で飼っているhana(ゴールデンレトリーバー)を連れて迎えに行くという連絡があった。暑いから、散歩は少し涼しくなってからにしたので、ちょうど帰りに待ち合わせることができるというのだった。 電車を降りて、待ち合わ…

135 迷犬hanaの落とし穴 体調不良は過保護から

珍しく、休みの娘から帰りに駅まで家で飼っているhana(ゴールデンレトリーバー)を連れて迎えに行くという連絡があった。暑いから、散歩は少し涼しくなってからにしたので、ちょうど帰りに待ち合わせることができるというのだった。 電車を降りて、待ち合わ…

134 社保庁の賞与返納 これで怒りをかわせるか

年金記録漏れの責任をとって、社会保険庁の全職員1万7000人に6月の賞与(ボーナス)の一部を自主返納させるという。安倍首相、塩崎官房長官、柳沢厚労相、村瀬社保庁長官らも含まれ、総額は10億円規模になるそうだ。肩身の狭い毎日を送っている社保庁職員ら…

134 社保庁の賞与返納 これで怒りをかわせるか

年金記録漏れの責任をとって、社会保険庁の全職員1万7000人に6月の賞与(ボーナス)の一部を自主返納させるという。安倍首相、塩崎官房長官、柳沢厚労相、村瀬社保庁長官らも含まれ、総額は10億円規模になるそうだ。肩身の狭い毎日を送っている社保庁職員ら…

133 いつもで続くぬかるみぞ  嘆息の日々

ミートホープ社(北海道苫小牧市)による牛肉偽装事件は、北海道警の強制捜査に発展したが、2001年の雪印食品の牛肉偽装事件を思い出した。北海道の名門企業、雪印乳業の子会社が行った国外産牛肉を国内産と偽った不正工作だったが、雪印食品は解散し、雪印…

133 いつもで続くぬかるみぞ 嘆息の日々

ミートホープ社(北海道苫小牧市)による牛肉偽装事件は、北海道警の強制捜査に発展したが、2001年の雪印食品の牛肉偽装事件を思い出した。北海道の名門企業、雪印乳業の子会社が行った国外産牛肉を国内産と偽った不正工作だったが、雪印食品は解散し、雪印…

132 東京と札幌の差 友人の転勤で考える

北海道育ちの友人が仕事で初めて東京に転勤してきて4年7ヵ月、友人は札幌に戻ることになった。初めて住んだ東京は、魅力ある街だったという。 長年、東京を中心に生活している者には、どこに行っても人、人の東京はうんざりする時があるのだが、友人は「戻り…

132 東京と札幌の差 友人の転勤で考える

北海道育ちの友人が仕事で初めて東京に転勤してきて4年7ヵ月、友人は札幌に戻ることになった。初めて住んだ東京は、魅力ある街だったという。 長年、東京を中心に生活している者には、どこに行っても人、人の東京はうんざりする時があるのだが、友人は「戻り…

131 私が住んだ街10・千葉 ロッテとジェフが元気の素

私が住み始めたころ、この街では、「公害裁判」が続いていた。 京葉工業地帯の一角、千葉港に面して川崎製鉄千葉事業所があった。ここから排出された煤煙によって周辺住民に喘息をはじめとする呼吸器系の病気が頻発した。住民たちは川鉄を相手取って、損害賠…

131 私が住んだ街10・千葉 ロッテとジェフが元気の素

私が住み始めたころ、この街では、「公害裁判」が続いていた。 京葉工業地帯の一角、千葉港に面して川崎製鉄千葉事業所があった。ここから排出された煤煙によって周辺住民に喘息をはじめとする呼吸器系の病気が頻発した。住民たちは川鉄を相手取って、損害賠…

130 ウグイスが鳴く朝 うれしい自然の復活

私の家の近くに調整池がある。この調整池に接して小さな森があって、この街に住み始めたころから春から夏にかけてウグイスの鳴き声を楽しみにしている。もちろん、真夏にはセミがうるさいぐらいに合唱している。このようなオアシス的な場所は貴重である。 家…

130 ウグイスが鳴く朝 うれしい自然の復活

私の家の近くに調整池がある。この調整池に接して小さな森があって、この街に住み始めたころから春から夏にかけてウグイスの鳴き声を楽しみにしている。もちろん、真夏にはセミがうるさいぐらいに合唱している。このようなオアシス的な場所は貴重である。 家…

129 ビジネスモデルのまやかし 2つの挫折

起業家の間では、いつしか「ビジネスモデル」という言葉がもてはやされるようになった。言葉の響きはいいが、要するに「いかにしたらもうける手段ができるか」ということだ。基本的にいまの日本社会は利潤追求を最優先にしているのだから、それはそれでいい…

129 ビジネスモデルのまやかし 2つの挫折

起業家の間では、いつしか「ビジネスモデル」という言葉がもてはやされるようになった。言葉の響きはいいが、要するに「いかにしたらもうける手段ができるか」ということだ。基本的にいまの日本社会は利潤追求を最優先にしているのだから、それはそれでいい…

128 育て、元気にと祈る 盲導犬訓練センターにて

盲導犬は「無私の精神」で、目の不自由なパートーナーと日常を送っている。かつて沢口靖子が主演したNHKのドラマ「盲導犬クイールの一生」で、盲導犬の重要性を認識したことを覚えている。 しかし、あれほど評判を呼び、映画にもなったにもかかわらず、盲導…

128 育て、元気にと祈る 盲導犬訓練センターにて

盲導犬は「無私の精神」で、目の不自由なパートーナーと日常を送っている。かつて沢口靖子が主演したNHKのドラマ「盲導犬クイールの一生」で、盲導犬の重要性を認識したことを覚えている。 しかし、あれほど評判を呼び、映画にもなったにもかかわらず、盲導…

127 私が住んだ街9・札幌(続) ある失敗

札幌の住宅街で一番人気は、地下鉄東西線円山公園駅周辺のいわゆる「円山」だ。札幌の中心部に近いのだが、閑静でしゃれた店もいろいろある。札幌の人には憧れの街である。幸運にもこの街で2年間の生活を送ったことがある。そこでの失敗談をひとつ。 ある土…

127 私が住んだ街9・札幌(続) ある失敗

札幌の住宅街で一番人気は、地下鉄東西線円山公園駅周辺のいわゆる「円山」だ。札幌の中心部に近いのだが、閑静でしゃれた店もいろいろある。札幌の人には憧れの街である。幸運にもこの街で2年間の生活を送ったことがある。そこでの失敗談をひとつ。 ある土…

126 私が住んだ街8・旧浦和市(さいたま市) うなぎ屋が健在

日本の都市でひらがなの名を持ち、人口が最も多いのはさいたま市だ。私がかつて住んでいたころは浦和市だった。大宮や与野と合併しいまの100万都市になった。都会と田舎が共存する埼玉県の県庁所在地である。 私の印象でいうと、浦和といえばうなぎと学習塾…

126 私が住んだ街8・旧浦和市(さいたま市) うなぎ屋が健在

日本の都市でひらがなの名を持ち、人口が最も多いのはさいたま市だ。私がかつて住んでいたころは浦和市だった。大宮や与野と合併しいまの100万都市になった。都会と田舎が共存する埼玉県の県庁所在地である。 私の印象でいうと、浦和といえばうなぎと学習塾…

125 バリアーフリーはどこまで進んだか 自己体験

ある朝、地下鉄の階段で足を踏み外し、転倒しないように右足を踏ん張った。その結果、一段下に着地したが、右足のひざ上を痛めた。足を引きずり、整形外科に行った。診断は1週間程度で治るという軽いものだった。しかし、そうではなかった。いまも痛めた右足…

125 バリアーフリーはどこまで進んだか 自己体験

ある朝、地下鉄の階段で足を踏み外し、転倒しないように右足を踏ん張った。その結果、一段下に着地したが、右足のひざ上を痛めた。足を引きずり、整形外科に行った。診断は1週間程度で治るという軽いものだった。しかし、そうではなかった。いまも痛めた右足…