小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

1513 秋の日の送り方 子規を見習おう

きょうは「糸瓜忌」(へちまき)だった。俳人正岡子規がこの世を去ったのは114年前の1902年(明治35)9月19日のことである。絶筆の3句で糸瓜を詠んでいることから、いつしかこのように呼ばれるようになったのだという。このところ急に涼しくな…

1512 彼岸花とアカザのこと 気象変動と食べ物

ことしの日本列島は、台風による大雨で各地に大きな被害が出ている。北海道では農作物への影響も少なくない。温暖化による気象変動が激しい季節だが、秋の彼岸も近い。間もなく彼岸花(別名、曼珠沙華)も開花するだろう。たまたまこの花のことを調べていたら…

1511 雲流れゆく9月 やってくるへちま忌

朝も秋ゆうべも秋の暑さかな 「もう秋のはずなのに、朝も夕方も暑くてたまらない」という意味の句だ。8月が終わり、9月になったが、残暑は厳しい。だが、空を見上げると、秋の気配が伝わってくるように、薄い雲が流れている。間もなく子規のへちま忌(9月…