小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

1366 生き方の結晶・野菜と花 「アウラ」市毛實写真展

「アウラ」と題した写真展を見た。5月26日から31日まで東京・南青山で開かれている市毛實さんの花と野菜に絞った写真展だ。モノクロの光と影を駆使したさまざまな写真からは不思議な生命力が伝わり、会場には深淵な雰囲気が漂っていた。 「アウラ」とい…

1366 生き方の結晶・野菜と花 「アウラ」市毛實写真展

「アウラ」と題した写真展を見た。5月26日から31日まで東京・南青山で開かれている市毛實さんの花と野菜に絞った写真展だ。モノクロの光と影を駆使したさまざまな写真からは不思議な生命力が伝わり、会場には深淵な雰囲気が漂っていた。 「アウラ」とい…

1365 世界が狂気になる前に

ニューヨークで開催されていた核不拡散条約(NPT)再検討会議が、1ヵ月も議論を続けながら最終文書を採択できないまま5月24日に閉幕した。広島、長崎の原爆被爆者の核兵器の廃絶の願いは、核保有国の身勝手によって消し飛んでしまった。手元にあったヘル…

1365 世界が狂気になる前に 核廃絶への道は?

ニューヨークで開催されていた核不拡散条約(NPT)再検討会議が、1ヵ月も議論を続けながら最終文書を採択できないまま5月24日に閉幕した。広島、長崎の原爆被爆者の核兵器の廃絶の願いは、核保有国の身勝手によって消し飛んでしまった。 手元にあったヘ…

1364 東の空に「環天頂アーク」 格別な自然現象

自然現象は不可思議だ。そんなことを考えたのは今朝、東の空に虹のようなものを見かけたからだ。ラジオ体操の途中、東の空を見上げている人が数人いた。携帯のカメラを空に向けている人もいる。体操が終わったあと、私も空を見上げると、虹が出ていることに…

1364 東の空に「環天頂アーク」 格別な自然現象

自然現象は不可思議だ。そんなことを考えたのは今朝、東の空に虹のようなものを見かけたからだ。ラジオ体操の途中、東の空を見上げている人が数人いた。携帯のカメラを空に向けている人もいる。体操が終わったあと、私も空を見上げると、虹が出ていることに…

1363 読書の楽しみ 新しい世界への旅

読書の楽しみは何だろう。本を読むたびに新しい世界を知ることができ、脳が活性化する。だから、目が疲れても本を手放すことができない。以下は最近読んだ文芸作品だ。独断と偏見でその寸評を記してみる。 鹿の王(角川書店)上橋菜穂子 2015年本屋大賞…

1363 読書の楽しみ 新しい世界への旅

読書の楽しみは何だろう。本を読むたびに新しい世界を知ることができ、脳が活性化する。だから、目が疲れても本を手放すことができない。以下は最近読んだ文芸作品だ。独断と偏見でその寸評を記してみる。 鹿の王(角川書店)上橋菜穂子 2015年本屋大賞…

1362 野の花アザミ 連想する言葉は「ありがとう」

道のわきに紫色のアザミの花が咲いている。何気なく通り過ぎていたが、かなり以前から咲いていた。俳句では「薊」が春、「夏薊」が夏の季語になっており、アザミの花期が長いことがうかがえる。種類が多く(世界で約250種、日本では70~80種)、春か…

1362 野の花アザミ 連想する言葉は「ありがとう」

道のわきに紫色のアザミの花が咲いている。何気なく通り過ぎていたが、かなり以前から咲いていた。俳句では「薊」が春、「夏薊」が夏の季語になっており、アザミの花期が長いことがうかがえる。 種類が多く(世界で約250種、日本では70~80種)、春か…

1361 5月は好きですか ノバラの芳香に包まれて

5月という月を嫌いな人はいるのだろうか。よほどの事情がある人を除けばかなり高い確率でこの季節は日本人にとって人気度は高いだろうと思う。「5月という月は、草花にせよ、鳥とか昆虫にせよ、生命力が躍動して大きく羽ばたく時期です」(新潮文庫『瑞穂…

1361 5月は好きですか ノバラの芳香に包まれて

5月という月を嫌いな人はいるのだろうか。よほどの事情がある人を除けばかなり高い確率でこの季節は日本人にとって人気度は高いだろうと思う。「5月という月は、草花にせよ、鳥とか昆虫にせよ、生命力が躍動して大きく羽ばたく時期です」(新潮文庫『瑞穂…

1360 人生の特別な一瞬 心に残る風景

叙情詩で知られた詩人の長田弘さん(75)が亡くなった。本棚にある長田さんの詩集『人生の特別な一瞬』(晶文社、2,005年)を取り出して、読み直した。この中に「もう一度ゆきたい場所」という詩がある。小学校と中学校、そして高校のことを書いた詩で、読…

1360 人生の特別な一瞬 心に残る風景

叙情詩で知られた詩人の長田弘さん(75)が亡くなった。本棚にある長田さんの詩集『人生の特別な一瞬』(晶文社、2,005年)を取り出して、読み直した。この中に「もう一度ゆきたい場所」という詩がある。小学校と中学校、そして高校のことを書いた詩で、読…

1359 33年続いた笠間の陶炎祭 息づく自由な発想

日本の三大焼物は「萩焼」(萩市)、「楽焼」(京都府)、「 唐津焼」(佐賀県)といわれる。このほか焼物の町として栃木の益子や愛知の瀬戸、滋賀の信楽はよく知られている。これに加え、茨城県笠間も陶芸家が住む焼物の町としてクローズアップされている。…

1359 33年続いた笠間の陶炎祭 息づく自由な発想

日本の三大焼物は「萩焼」(萩市)、「楽焼」(京都府)、「 唐津焼」(佐賀県)といわれる。このほか焼物の町として栃木の益子や愛知の瀬戸、滋賀の信楽はよく知られている。これに加え、茨城県笠間も陶芸家が住む焼物の町としてクローズアップされている。…

1358 下がるほど美事(見事)な藤の花 山に広がる紫の房

山藤の花が見事に咲いている。藤の花は蝶形をしていて房になって咲いているのが特徴で、ことしは例年よりもその美しさが際立っているようだ。花が下を向いているために「下がり藤」とも呼ばれ、家運が下がるという理由で敷地内に植えるのは不吉だという説も…

1358 下がるほど美事(見事)な藤の花 山に広がる紫の房

山藤の花が見事に咲いている。藤の花は蝶形をしていて房になって咲いているのが特徴で、ことしは例年よりもその美しさが際立っているようだ。花が下を向いているために「下がり藤」とも呼ばれ、家運が下がるという理由で敷地内に植えるのは不吉だという説も…