小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

五輪

316 8月(8) 平凡な日常を大事に 北京五輪に思う

北京五輪が盛大に開催されている。五輪は「平和の祭典」ともいわれた。だが、五輪の開会式に世界の首脳が参加した直後、グルジアとロシアの軍事戦闘(戦争)が始まっていた。ロシアの前大統領・プーチン首相も堂々と五輪の開会式に出席したのだから、あきれ…

315 8月(7) フェアプレーとは 北京五輪に思う

北京五輪の女子柔道で、78キロ超級の塚田真希は決勝で中国の佟文をリードしながら、残り8秒で背負い投げを打たれ、銀メダルに終わった。この試合をテレビで観戦していて、スポーツにとって大事な「フェアプレー精神」(欧州流にいえば騎士道精神か)はど…

314 8月(6) 五輪の夏 野口選手に同情

第18回東京五輪が開かれたのは、いまから44年前の1964年10月だった。東京五輪といえば10月10日の開会式当日の「澄み切った秋の青い空」を思い出す人が多いはずだ。いまは8月。酷暑の中で北京五輪が開催中だ。選手たちは試合での戦いに加え、暑さという大敵に…

216 昨今スポーツ事情 感心しない駆け引きの横行

日本ではマイナーなスポーツといわれるハンドボールがいま注目を集めている。この夏の北京五輪のアジア予選をハンドボール国際連盟(IHF)やり直すよう求めたのに対し、アジア連盟(AHF)が拒否したからだ。 やり直し拒否を決めたAHFの常任理事会には日本は…