小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

ドラマ

95 医師群像 ひた向きに患者に向かう

江戸時代に活躍した相撲の名大関「雷電」を主人公にした飯嶋和一の「雷電本紀」は、いつになっても色あせしない小説だ。 この中に江戸庶民を相手にする名医が登場する。庶民相手の名医といえば、山本周五郎の「赤ひげ」を連想するが、飯嶋版赤ひげの「恵船」…