2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧
イラクのかつての独裁者、フセイン元大統領の死刑が執行された。イラク戦争で、フセインを捕らえたアメリカを中心とする勝者は、彼を裁判にかけ、死刑にした。これが「正義なのだ」と言い切ることができないところに、問題の複雑さがある。 戦争終結後、いつ…
イラクのかつての独裁者、フセイン元大統領の死刑が執行された。イラク戦争で、フセインを捕らえたアメリカを中心とする勝者は、彼を裁判にかけ、死刑にした。これが「正義なのだ」と言い切ることができないところに、問題の複雑さがある。 戦争終結後、いつ…
大リーグ・ヤンキースの松井秀喜の出身地は石川県根上町だ。町村合併で現在は能美市根上町になっているが、松井といえば、やはり根上町出身として有名だ。 そこは小松空港から近い田園地帯である。生まれた家に隣接して05年12月にオープンした「松井秀喜ベー…
大リーグ・ヤンキースの松井秀喜の出身地は石川県根上町だ。町村合併で現在は能美市根上町になっているが、松井といえば、やはり根上町出身として有名だ。 そこは小松空港から近い田園地帯である。生まれた家に隣接して05年12月にオープンした「松井秀喜ベー…
世の中には、へそ曲がりはいるものだと思う。しかし、そうした人の方が実はまっとう(健全)な精神状態を保持しているのある。 この本の著者の中島義道電通大教授も、へそ曲がり人種の1人といえよう。中島教授の目から見ると、この日本の街はあらゆるところ…
世の中には、へそ曲がりはいるものだと思う。しかし、そうした人の方が実はまっとう(健全)な精神状態を保持しているのある。 この本の著者の中島義道電通大教授も、へそ曲がり人種の1人といえよう。中島教授の目から見ると、この日本の街はあらゆるところ…
「幻の短篇 書庫の片隅に眠っていた 無名時代の未刊行作品14篇。40年の時を経て今、甦る」と、帯に書いてある。 一部の作品を除いて、江戸時代を舞台にした時代小説の短篇集だ。読み終えて、荒削りだが、後年の藤沢作品を彷彿させる筆使いだという印象を…
「幻の短篇 書庫の片隅に眠っていた 無名時代の未刊行作品14篇。40年の時を経て今、甦る」と、帯に書いてある。一部の作品を除いて、江戸時代を舞台にした時代小説の短篇集だ。読み終えて、荒削りだが、後年の藤沢作品を彷彿させる筆使いだという印象を…
住宅メーカー「ミサワホームホールディングス」の粉飾決算と日興コーディアルグループの利益水増し疑惑には「またか」という印象を持った。両社とも日本有数の大企業である。「詭計」(人をだますはかりごとのことで、詭計を用いて利益を得るという使い方が…
住宅メーカー「ミサワホームホールディングス」の粉飾決算と日興コーディアルグループの利益水増し疑惑には「またか」という印象を持った。両社とも日本有数の大企業である。「詭計」(人をだますはかりごとのことで、詭計を用いて利益を得るという使い方が…
硫黄島を含め、太平洋戦争で米軍が日本向けに途中から多用したのは、火炎放射器だった。塹壕、ジャングルに隠れた兵隊だけでなく、沖縄では非戦闘員の一般市民にまで無差別にこの兵器を使い、焼き殺した。 それは目をそむけたくなる残虐な行為である。それが…
硫黄島を含め、太平洋戦争で米軍が日本向けに途中から多用したのは、火炎放射器だった。塹壕、ジャングルに隠れた兵隊だけでなく、沖縄では非戦闘員の一般市民にまで無差別にこの兵器を使い、焼き殺した。 それは目をそむけたくなる残虐な行為である。それが…
日本の地方政治はいつになっても成長しない。そんなことはないという反論がありそうだが、昨今の福島、和歌山、さらに宮崎と相次ぐ知事の逮捕劇を見ていると、どうしても地方政治は未成熟だという感想を抱いてしまうのだ。 知る限り、地方自治において知事の…
日本の地方政治はいつになっても成長しない。そんなことはないという反論がありそうだが、昨今の福島、和歌山、さらに宮崎と相次ぐ知事の逮捕劇を見ていると、どうしても地方政治は未成熟だという感想を抱いてしまうのだ。 知る限り、地方自治において知事の…
きょうは12月10日だ。2日前は、20年8月に敗戦を迎え、国民の310万人が犠牲になった太平洋戦争の開戦日(1941年)だった。 昨日、きょうと戦争のドラマと映画を見た。いずれも硫黄島で散った私たちの父やおじたちの話である。前者はフジテレビで、後者は映画…
きょうは12月10日だ。2日前は、20年8月に敗戦を迎え、国民の310万人が犠牲になった太平洋戦争の開戦日(1941年)だった。 昨日、きょうと戦争のドラマと映画を見た。いずれも硫黄島で散った私たちの父やおじたちの話である。前者はフジテレビで、後者は映画…
梅原猛の「歓喜する円空」(新潮社、382頁)は、各地に多くの円空仏を残しながら、あまり評価をされなかった円空に、真正面から光を当てた作品である。 円空(1632年-1695年)は江戸時代前期の僧で、美濃(現在の岐阜県)に生まれた。若くして出家し、中部地…
梅原猛の「歓喜する円空」(新潮社、382頁)は、各地に多くの円空仏を残しながら、あまり評価をされなかった円空に、真正面から光を当てた作品である。 円空(1632年-1695年)は江戸時代前期の僧で、美濃(現在の岐阜県)に生まれた。若くして出家し、中部地…
中国残留孤児が訴えた国家賠償訴訟で、神戸地裁がきのう「自立支援を怠った」として、国の責任を認め4億6800万円の支払いを命じる判決を言い渡した。当然といえば当然の判決だ。 それにしても、遅すぎるという感が否めない。 前回のブログで紹介した、「昭和…
中国残留孤児が訴えた国家賠償訴訟で、神戸地裁がきのう「自立支援を怠った」として、国の責任を認め4億6800万円の支払いを命じる判決を言い渡した。当然といえば当然の判決だ。 それにしても、遅すぎるという感が否めない。 前回のブログで紹介した、「昭和…