スポーツ
プロ野球・巨人の球団人事をめぐって、清武英利球団代表兼GMと読売新聞グループ本社会長・主筆・渡辺恒雄氏の確執が話題になっている。人気球団の内紛だけに、注目が集まったのだろう。 そんな騒ぎのときに、大リーグ・オークランド・アスレチックスの実在…
民放のTBSグループが、所有していたプロ野球球団、横浜ベイスターズを「モバゲータウン」というインターネット上のゲームサイトを運営するディー・エヌ・エーに譲渡することが決まったというニュースを見た。 同じ夜、プロ野球のセ・パ両リーグともファイ…
夏の甲子園・高校野球全国大会で、東京代表の日大三高が青森代表の光星学院を11―〇でくだして優勝した。「見よや 麗わしの誠の光昇る旭日に ほのぼのと・・・」という(小林大次郎作詞、山本正夫作曲)日大三高の校歌をテレビで聞いた。 負けた光星の選手…
ドイツで開かれていたW杯の女子サッカーで「なでしこ」日本チームが米国をPK戦の末に破って優勝した。東日本大震災で元気をなくした日本復興の象徴ともいえる快挙だ。 眠い目をこすりながらテレビを見た。 延長戦後半、2-2になったあと、終了間際に米…
大リーグ・レッドソックスの松坂大輔投手が野球選手生命の危機になっていると報道された。右腕肘靭帯を痛め、修復手術を受けることになったという。 かつて、野球の投手が肘を故障すると、ほぼ野球生命を断たれた。投手にとって肘の故障は肩を痛めることと同…
昨今は暗い話題が多い。時代背景なのだろうが、どうせなら明るい話題に接したいと思う。そんな時スポーツをめぐる2人の青年が明るい話題を提供してくれた。 東京マラソンで3位になり、世界陸上出場を内定した埼玉県職員の川内優輝選手(23)と大相撲を引…
台北で開かれた4大陸フィギュア選手権で、日本人選手が男女とも金、銀メダルを獲得し、層の厚さを印象付けた。昨日は女子のフリーがあり、早い滑走順の安藤美姫が早々と高得点を出した。 ライバルの浅田真央は最終演技で最後までテレビにくぎ付けになった。…
子どものころ、プロレスの力道山の活躍を楽しみにしていた。空手チョップという伝家の宝刀を武器に、悪役レスラーを倒していく。ちょうど始まった街頭テレビの中継には、多くの人が集まった。当時、それがショーの要素が濃い「興行」だとは知らなかった。相…
「ふるさとの雪の中をかいくぐるように 万花の春の野の香りの中をゆくように 早いピッチで小刻みに大地を踏んで 人見知りするような笑顔が少年をのこしている……」 昨日ときょうの2日間続いた「第87回箱根駅伝」で、早稲田が総合優勝した。復路の6区で高…
フィギュアスケートの浅田真央が全日本選手権で復活し、世界選手権への出場することが決まった。 今シーズン、ジャンプが決まらず、不調が続いていただけに、この復活はフィギュアファンには、うれしいことだろう。ショートでトップに立ったものの安藤美姫に…
たまたま札幌周辺を旅していてプロ野球の日本ハムへの入団が決まった早大の斎藤佑樹投手の記者会見が札幌ドームであったことを知った。ドームを無料開放した日ハムの演出もうまいと思ったが、北海道のNHKをはじめとするテレビ局が生中継したのには驚いた…
大相撲九州場所2日目の15日、横綱白鵬が平幕稀勢の里に寄り切りで敗れ、今年の初場所14日目から続いていた連勝が「63」で止まった。 大分県出身の相撲の神様、あるいは不世出といわれた35代横綱双葉山の69連勝を破ることはできなかった。 双葉山…
新聞には、配達地域によって「○版」という締め切り時間がある。頁左上にそれが書いてある。私は東京都心に配達される「最終版地域」に住んでいない。それを象徴する出来事があった。多くの新聞が最終頁に掲載されるテレビ欄に、異変ともいえる番組放送が載っ…
10月24日の「スポーツ選手の栄光と挫折」のブログで、日本シリーズは「打線に切れ目がないロッテが勝つだろう」と予想した。昨日の延長15回という激しい戦いでの引き分けに続いて、きょうの第7戦も延長戦になったが、やはり予想通り、ロッテが勝ち、…
中日とロッテのプロ野球日本シリーズが始まり、第一戦は5―2でロッテが勝った。テレビでこの試合を見ようとしたら、地上波の放映はなくNHKBSでしかやっていなかった。BSを見ることができない人はあきらめろということなのだろうか。 テレビ局の野球…
シーズンが始まったばかりのフィギュアスケートのNHK杯で浅田真央が惨敗した。過去の栄光を考えると、8位という成績は彼女にとって惨敗といっていい。ショート、フリーともジャンプの失敗が続き、生彩を欠いた演技に目を覆いたくなった。天才と思われて…
大相撲見物で両国の国技館に何度か入ったことがある。印象に残った力士は千代の富士、貴ノ花、そして朝青龍の3人だ。きょうで54連勝と、双葉山の69連勝に次いで歴代2位の連勝記録をつくった白鵬は見ていることは見ているが、ほとんど記憶にない。まだ…
柔道をはじめとする「武道」は「礼に始まり礼に終わる」といわれる。しかし、柔道が国際的スポーツに発展し、勝負を優先するあまり、本来の礼を大事にする姿勢が失われているようだ。 残念ながら、これを象徴する姿をきょう13日まで開かれた世界柔道東京大…
けさ(6日)の産経新聞の「産經抄」は面白かった。辛口のコラムで知られるが、こんな書き出しでライバル紙の失敗に触れていたからだ。 きのうの朝刊各紙は一面で、日本相撲協会の理事長代行に、元東京高検検事長の村山弘義さんが指名されたことを伝えていた…
「小人閑居して不善をなす」という言葉がある。広辞苑によると「器量の小さい人はひまでいると、つい、よくないことをする」という意味だ。大獄親方と大関琴光喜が解雇処分になり、理事長はじめ多くの理事・力士が謹慎処分となった相撲界の「野球賭博」問題…
スポーツのチームプレーは、すべてがうまくいくとは限らない。W杯で決勝トーナメントに進んだ日本はパラグアイとPKまでもつれ込んだ末、惜しくも敗退しベスト8には進めなかった。PKを失敗した駒野友一(28)に対しては「PKは運の勝負。落ち込む必…
南アのW杯サッカーを見ていて、「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉を思い出している。それは岡田監督率いる日本チームも例外ではない。辞書によると、道理はどうあれ戦いに勝った強い者が正義者となるというたとえであり、明治維新の結果を指した言葉…
江戸時代「雷電爲右エ門」という力士がいた。その強さは古今無双といわれ、生涯の成績は254勝10敗、引き分けほか21で、勝率が96.2%、連続優勝7回の記録を残した。 なぜか横綱にはならず、大関のままで引退した。その理由は諸説あるが、真相は分…
南アフリカで、アフリカ初のサッカーのワールドカップ(W杯)が始まった11日夜、東京のプレンスセンターである長老記者を書いた本の出版記念会が開かれた。 この長老記者は、実は日本が初めてW杯に挑戦したスイス大会予選(1954年)のゴールキーパー…
こんな人がいたら友人に持ちたいと思う。大リーグで、完全試合(27人を連続してアウトにして、塁に出さないことだ)だったはずなのに、誤審で幻になってしまったタイガースのガララーガ投手である。 2日のインディアンスとの試合で、彼は9回2アウトまで…
女子ゴルフ世界ランキング1位のロレーナ・オチョワ(メキシコ)が引退するというニュースを聞いて「やるものだ」と感心した。一方で「もったいない」とも思った。28歳だ。彼女は潔い。トップレベルに達したからこそ、選べる道なのだろう。 かつて、女子テ…
春の選抜高校野球は、沖縄の興南が東京の日大三高を延長戦の末、10―5で破り、初優勝した。 興南の島袋と日大三の山崎の両エースとも疲れていたに違いない。しかし、それを感じさせない投球は、素晴らしかった。本音で言うと今回は山崎君の日大三を勝たせ…
スポーツ選手は「モチベーション」という言葉を好んで使う。辞書によれば「動機づけ」「やる気」という意味だという。人間は物事に取り組むに当たって、この言葉のような目的意識を持つものだ。 一つの目標に向かって突き進み、事が終わった後は「抜け殻」あ…
あまりに多くのメディアで話題になっているので、このブログでは触れることもないと思った。バンクーバー冬季五輪の女子フィギュアの浅田真央のことだ。でも、やはり触れることにする。 宿命のライバルといわれる韓国のキム・ヨナに破れ、銀メダルに終わった…
カナダのバンクーバーで開かれている冬季五輪の男子フィギュアで銅メダルに輝いた高橋大輔選手は、岡山県倉敷市で生まれ、高校生まで過ごした。その倉敷市に行ってきた。 JR倉敷駅前には、高橋選手の五輪出場を祝う横断幕が掲げられていた。地元の期待通り…