小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2006-12-09から1日間の記事一覧

50 歓喜する円空 名僧の生涯に光

梅原猛の「歓喜する円空」(新潮社、382頁)は、各地に多くの円空仏を残しながら、あまり評価をされなかった円空に、真正面から光を当てた作品である。 円空(1632年-1695年)は江戸時代前期の僧で、美濃(現在の岐阜県)に生まれた。若くして出家し、中部地…

50 歓喜する円空 名僧の生涯に光

梅原猛の「歓喜する円空」(新潮社、382頁)は、各地に多くの円空仏を残しながら、あまり評価をされなかった円空に、真正面から光を当てた作品である。 円空(1632年-1695年)は江戸時代前期の僧で、美濃(現在の岐阜県)に生まれた。若くして出家し、中部地…