小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

音楽

241 少年の夢かなえた友人 京都でシャンソンに生きる

駆け足で近江八幡から京都を経由して神戸に行った。京都で途中下車をして、時間があれば、ある友人と会いたいと思った。それはかなわなかった。青くさい少年時代の一時期を共有した友人だ。 人嫌いで、友だちとはあまりうちとけることができない少年時代だっ…

219 鮫島有美子の四季 心やすらぐ時間

札幌の中島公園の中に「札幌コンサートホールキタラ」がある。春夏秋冬、このホールで聴くクラシックは、日本中のどこよりもいい。 ホールの音響のよさはもちろんだが、ホール周辺の環境がどこにも負けないからだ。雪化粧の冬がいい。好きな音楽を聴いて、雪…

219 鮫島有美子の四季 心やすらぐ時間

札幌の中島公園の中に「札幌コンサートホールキタラ」がある。春夏秋冬、このホールで聴くクラシックは、日本中のどこよりもいい。 ホールの音響のよさはもちろんだが、ホール周辺の環境がどこにも負けないからだ。雪化粧の冬がいい。好きな音楽を聴いて、雪…

201 藤田恵美の世界 歌唱力と最高の音質

藤田恵美という平凡な名前を聞いて、どんな女性を思い浮かべるだろうろうか。実は、藤田は以前、ヒット曲を歌い、NHKの紅白にも出場した有名歌手だったのだ。 それは後で触れる。最近、藤田の「camomile Best Audio」というCDが発売された。 その音質の素晴…

201 藤田恵美の世界 歌唱力と最高の音質

藤田恵美という平凡な名前を聞いて、どんな女性を思い浮かべるだろうろうか。実は、藤田は以前、ヒット曲を歌い、NHKの紅白にも出場した有名歌手だったのだ。 それは後で触れる。最近、藤田の「camomile Best Audio」というCDが発売された。その音質の素晴ら…

197 紅葉の季節に聴くベートーヴェン7番 けやきとともに送る四季

本棚を整理していたら、奥の方から音楽テープが出てきた。CDやMDが全盛になる以前は、FM放送をテープに録音することが多くの音楽ファンがやっていたことだった。エアチェックという言葉があった。私もそれに凝った時期があった。 このテープはその時代のもの…

197 紅葉の季節とベートーベン7番 伊東静雄の詩も

本棚を整理していたら、奥の方から音楽テープが出てきた。CDやMDが全盛になる以前は、FM放送をテープに録音することが多くの音楽ファンがやっていたことだった。エアチェックという言葉があった。私もそれに凝った時期があった。 このテープはその時代のもの…

110 千の風になってを思う  癒しの歌でも

いま「千の風になって」という歌と詩が静かに全国に広まっている。この詩の由来については、いまさら書く必要がないほど、いろいろな新聞や雑誌、テレビ、ラジオで紹介されている。 肉親や親しい人を亡くし墓の前にたたずむ人に「悲しまないで」と呼びかけて…

110 千の風になってを思う  癒しの歌でも

いま「千の風になって」という歌と詩が静かに全国に広まっている。この詩の由来については、いまさら書く必要がないほど、いろいろな新聞や雑誌、テレビ、ラジオで紹介されている。 肉親や親しい人を亡くし墓の前にたたずむ人に「悲しまないで」と呼びかけて…

107 私が住んだ街3・仙台市 青葉城の思い出

さとう宗幸の「青葉城恋歌」は青春の歌である。しかし、私が仙台で暮らした時代、この歌はまだなかった。東北新幹線も開通していなかった。この歌の冒頭に出てくる「広瀬川」にはよく遊びに行った。河原で野球をやり、弁当を食べたことがきのうのように思い…

79 ストラドとデル・ジェス バイオリンの名器を聴く

一夜、バイオリンの名器のライバルといわれる「ストラディバリウス」と「グアルネリ・デル・ジェス」の弾き比べを聴く機会があった。弾き手は、パガニーニ国際コンクールで最高位を受賞した渡辺玲子。ピアノ伴奏は売り出し中の江口玲。2つの名器は、前者が繊…

79 ストラドとデル・ジェス バイオリンの名器を聴く

一夜、バイオリンの名器のライバルといわれる「ストラディバリウス」と「グアルネリ・デル・ジェス」の弾き比べを聴く機会があった。弾き手は、パガニーニ国際コンクールで最高位を受賞した渡辺玲子。ピアノ伴奏は売り出し中の江口玲。2つの名器は、前者が繊…

66 千の風になって  ある墓碑銘

一昨年秋、家から徒歩圏に自分の墓を買った。ここを決めるまで紆余曲折があった。生まれ故郷に先祖伝来の墓があるのだが、やはり近くの方がいいと思い、ここに決めた。 その過程で、いくつかの霊園を見学した。その中で、やや遠いものの気になったのは、芝生…

66 千の風になって  ある墓碑銘

一昨年秋、家から徒歩圏に自分の墓を買った。ここを決めるまで紆余曲折があった。生まれ故郷に先祖伝来の墓があるのだが、やはり近くの方がいいと思い、ここに決めた。 その過程で、いくつかの霊園を見学した。その中で、やや遠いものの気になったのは、芝生…