小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

513 スペイン・ポルトガルへの旅へ

 

 9月7日から10日間の日程でスペイン・ポルトガルを旅することになった。一番の楽しみは「アルハンブラ宮殿」に行くことだ。クラッシックギターをやっていた若いころの友人が、ギターの名曲「アルハンブラの思い出」をよく聴かせたくれた。いつかは、この曲の舞台を感じてみたいと思っていた。

  人はなぜ旅をするのだろうか。その理由は2つあると思う。1つは未知への憧れだ。現代のように、映像によるコミュニケションが発達したしても、映像の世界と現実はやはり違う。新しい土地に足を踏み入れれば、それが実感できる。

  もう1つはノスタルジアだ。かつて、かかわりをもった土地がどのように変わったか、あるいは人生を振り返って足跡をたどる。それはセンチメンタルジャーニーなのかもしれない。

  今度の旅は前者が目的だ。最近、テレビでは美しいヨーロッパの街並みが頻繁に登場する。その代表格はスペインだ。初めての土地であるスペイン・ポルトガルの日々はどのようなものか、帰国次第報告する。

  今日の夕方、散歩コースの調整池周辺では、ジョギングを楽しむ人の姿が目に付いた。風がさわやかで、9月の日本の原風景を味わっている感じを持った。遊歩道に戻ると、マロニエ(西洋栃の実)の実がかなり落ちている。今日は、私の母の命日。マロニエの実は、スペインにも落ちているはずだ。