小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

1049 初冬の風景 美しい日本よ

 日一日と寒さが厳しくなるにつれ空気が乾き、自然界は透明感を増している。カメラでそうした日本の美しい光景を写したいと思うが、なかなかうまくは行かない。

 最近、沖縄県石垣島へと旅をした。東京との温度差は15度近い。春のような暖かさに体から疲れが一気に抜けていく。そんな錯覚(いや本当かもしれない)を覚えた。

 立冬は過ぎ、旧暦では「小雪」の季節だ。このころは「虹蔵(かく)れて見えず」といわれる。虹を見かけることが少なくなり、北陸では冬季雷(とうきらい)と呼ばれる雷の発生が多くなるという。26日はそれを思わせる天気だった。

 そんな季節の1週間に写した写真を公開する。石垣から千葉県御宿、そして自宅周辺の小雪のころの風景である。

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 以上、3枚が石垣の風景。石垣は時間がゆったりと流れている。レンタカーで島内を走ると、50キロ制限の道を40キロで走っている車が多い。先を急ぐことはないと言っているようだ。島の自然は優しく、あくせくしないでと語りかけてくれるようだ。サンゴ礁がこの島を取り囲み、海の青さは格別だ。

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 次が御宿の皇帝ヒマワリ」の風景。JR御宿駅前で土産物店を営む内山浩さんの自宅庭にて。皇帝ダリアに皇帝ヒマワリ。霜が降りると、この花は活動を終える。「花の命は短い」のである。

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 この5枚は自宅の周辺。1、雑木林の紅葉もピーク。2、ジョギングする人も白い息を吐いている。3、散歩の途中に見かけた猫とリース飾りの家。4、透明感が深まると富士山がよく見える。富士は日本一の山であり、日本の象徴なのだ。5、干し柿の家。子どもの頃が蘇る。