小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

1023 トルコの小さな物語(6) イスタンブールの街角で

2020年の夏のオリンピック開催に立候補し、第1次選考で東京、マドリードともに残ったのが、トルコのイスタンブールだ。同じ年に行われるサッカーの欧州選手権の開催地としても名乗りを上げているが、都市としての潜在能力があると評価されており、東京…

1023 トルコの小さな物語(6) イスタンブールの街角で

2020年の夏のオリンピック開催に立候補し、第1次選考で東京、マドリードともに残ったのが、トルコのイスタンブールだ。同じ年に行われるサッカーの欧州選手権の開催地としても名乗りを上げているが、都市としての潜在能力があると評価されており、東京…

1022 トルコの小さな物語(5)アザーンとウスクダラと

トルコの旅から帰ってきたら、血なまぐさいニュースが流れた。シリア国境の東部のアクチャカレという町に、シリアから発射された迫撃砲が着弾し、トルコ人の子どもや母親5人が死亡し、10人が重軽傷を負い、トルコ軍がシリアに向け報復攻撃をしたというの…

1022 トルコの小さな物語(5)アザーンとウスクダラと

トルコの旅から帰ってきたら、血なまぐさいニュースが流れた。シリア国境の東部のアクチャカレという町に、シリアから発射された迫撃砲が着弾し、トルコ人の子どもや母親5人が死亡し、10人が重軽傷を負い、トルコ軍がシリアに向け報復攻撃をしたというの…

1021 トルコの小さな物語(4) 子どものころの夢が実現した気球周遊

カッパドキアに入り、2つの海外映画「80日間世界一周」(1956年・アメリカ)、「素晴らしい風船旅行」(1960年・フランス)、を思い出した。いずれも古い映画だが、いまでも鮮烈な印象を持っている。この映画を見た子どものころ、いつかは気球に…

1021 トルコの小さな物語(4) 子どものころの夢が実現した気球周遊

カッパドキアに入り、2つの海外映画「80日間世界一周」(1956年・アメリカ)、「素晴らしい風船旅行」(1960年・フランス)、を思い出した。いずれも古い映画だが、いまでも鮮烈な印象を持っている。この映画を見た子どものころ、いつかは気球に…

1020 トルコの小さな物語(3) 簡易ウォシュレットもある古代遺跡

米国の小さな町を舞台にした映画で、もたいまさこがほとんどセリフなしという難役に挑んだ「トイレット」(ウォシュレットのトイレが舞台装置に使われた)を思い出したのは、保存状態のよさで世界屈指といわれる古代ギリシャ・ローマ時代の「エフェソス遺跡…

1020 トルコの小さな物語(3) 簡易ウォシュレットもある古代遺跡

米国の小さな町を舞台にした映画で、もたいまさこがほとんどセリフなしという難役に挑んだ「トイレット」(ウォシュレットのトイレが舞台装置に使われた)を思い出したのは、保存状態のよさで世界屈指といわれる古代ギリシャ・ローマ時代の「エフェソス遺跡…

1019 トルコの小さな物語(2) 独立の父は大のアルコール好き

トルコの独立の父といわれ、国民に敬愛されているのがムスタファ・ケマルである。「トルコの父」を意味する「アタチェルク」と呼ばれる英雄だ。彼は、第一次大戦でドイツと同盟し敗北、占領下に置かれた祖国の独立戦争を指導し、1923年10月、現在のト…

1019 トルコの小さな物語(2) 独立の父は大のアルコール好き

トルコの独立の父といわれ、国民に敬愛されているのがムスタファ・ケマルである。「トルコの父」を意味する「アタチェルク」と呼ばれる英雄だ。彼は、第一次大戦でドイツと同盟し敗北、占領下に置かれた祖国の独立戦争を指導し、1923年10月、現在のト…

1018 トルコの小さな物語 (1) 悠久の歴史と大自然の営みと

アジアとヨーロッパを結ぶ位置にあり、枝分かれしたシルクロードの1本の最終地点といわれるトルコを旅した。面積は日本の倍近い78万580平方キロ、人口は7500万人というこの国は、様々な顔を持っている。悠久の歴史とスケールの大きな自然を交互に見…

1018 トルコの小さな物語 (1) 悠久の歴史と大自然の営みと

アジアとヨーロッパを結ぶ位置にあり、枝分かれしたシルクロードの1本の最終地点といわれるトルコを旅した。面積は日本の倍近い78万580平方キロ、人口は7500万人というこの国は、様々な顔を持っている。悠久の歴史とスケールの大きな自然を交互に見…