小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

932 寒い冬でも… hanaの2月のつぶやき

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昨年8月以降、私のつぶやきがこのブログに出ていないので、どうしたのかという問い合わせが相次いでいる(?)そうです。大丈夫ですよ、元気ですから。顔の毛は白い色が増え、若い時のように、道を歩いていて「かわいい」と声をかけられることは少なくなりましたが、自分では若いつもりですよ。でも9歳半ですから、やはりおばあちゃんなのでしょうか…。 私は人間が大好きです。散歩の時も、犬よりも人間の方に目が行ってしまいます。おいでといわれると、自然に尻尾が動いて、その人に寄って行きます。時々会うおばさんがいますが、この人だけは苦手です。このおばさんは私を見つけると、遠くから「hanaチャ―ン」と呼びます。近づくと「おいで、おいで」をするのですが、私はなぜか、この人だけは苦手で逃げてしまうのです。本能的に好きなタイプではないと思うのかもしれません。 だって、いつもお父さんに「甘えん坊の種類なんだってね」と言うのですよ。確かにそうなのですが、何度も同じことを言わなくてもいいのにと、思ってしまうのです。 最近、朝の散歩でお父さんは不機嫌な顔をすることが少なくありません。私が自由な行動をしようと、リードを引っ張るからではありません。実は散歩コースの遊歩道に私たち犬属の糞が目立つからだそうです。私たちと出会うほとんどの飼い主は、糞を始末する袋を持っています。私たちは朝6時台に散歩をしていますので、かなり早い時間に散歩をさせる飼い主が、犬の糞を放置して素知らぬ顔で歩いているのだと思います。 もちろん遊歩道には、飼い主に糞の始末を呼び掛ける標識がありますが、不心得な人は何回でも繰り返すのでしょう。そんな人はどんなペットの飼い方をしているのかと、お父さんはつぶやいています。 家には、時々お姉さんが赤ちゃんを連れて遊びに来ますが、私はこの赤ちゃんが苦手です。1歳を過ぎたばかりで、「はいはい」しながら、好奇心の塊みたいに家の中を物色しています。そして、私にも平気で触ります。 私は人間が大好きと書きましたが、実は子どもは例外です。私から見たら、子どもは「怪獣」みたいなのです。赤ちゃんは自分の家にいるミニチュアダックスフンドのノンちゃんと同じように私を見ているのでしょうか。ノンちゃんは、赤ちゃんに優しく、しつこく触られても怒りませんが、私はだめなのです。 けっこう我慢をしているのですが、赤ちゃんに触られると、落ち着かなくなってしまい、けさも「ワン!」と一声吠えて、赤ちゃんを泣かせてしまいました。ちょっと、かわいそうかとも思いましたが、少しは私の威厳のあるところを見せておいた方がいいと思ったのです。これから赤ちゃんはどんどん成長し、私よりも大きくなるでしょう。そうしたら、仲良くしてもいいかなと考えています。 この冬はいつもより寒いと家族は話しています。私は寒いのは平気なのですが、けさも一緒に散歩をしたノンちゃんは寒そうでしたね。そういえば、1月には家族全員が風邪をひいていました。車に乗せてもらう機会も少なくて、さびしい思いをしました。 もう少しで、あの地震の日から1年になりますね。東北地方の被災地では、私たちと同じペット類も大変な思いをしたそうです。飼い主と別れたペットは数えきれないと、お父さんは話していました。大地が大きく揺れ、津波に襲われ、原発事故で放射性物質という怖いモノが大量に降り注いだ地域に住んでいた仲間は、かわいそうです。飼い主と早く再会し、幸せに生きてほしいと思います。 最近、私は寝ていることが多くなりました。時々、夢を見ます。家族みんなと散歩をしている夢です。私は楽しくて、尻尾を振り続けています。。(私の後ろで寝ているのがノンちゃんです)