小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

561 2009年の軌跡 北から南への旅の日々

画像いつの間にか12月も中旬に入る。もう一年を回顧する季節なのだ。くたびれた手帳を開き、鉛筆で書いたスケジュールを読み返す。ことしはどこへ行ったのだろうか。2009年の軌跡をたどってみる。

1月 宮崎 ホームホスピスの実態を見る。人間は孤独ではない。

2月 沖縄 高台から見た夕焼けの海に酔う。

    福島 心温まる姪の結婚披露宴

3月 広島、神戸、大阪 懐かしい友人と再会。碁のプロを目指す娘さんがいる。

    札幌 雪の中の生活を振り返る。

    福岡県柳川 北原白秋の詩の原点を考える。

4月 北海道苫小牧、札幌 旧い友人たちとのおしゃべりを楽しむ。

5月 大分県別府、大分、中津 福沢諭吉の故郷中津の空は輝いている。

6月 福島、仙台 東北なのに暑さを感じる。戻ってダウンした。

7月 松山、大阪 島に残る人は少ない。過疎が進行する日本。

8月 秋田 空気が乾き、透明感のある都市。昔住んだ街なのだ。

9月 ポルトガル、スペイン 10日間の旅。建物の美しさとオリーブの漬物に感動。

    ラオス これまで経験した旅のなかで、一番心に残る。不思議な旅と人との出会い。

10月 山形、米沢、鶴岡 藤沢周平の世界と紅葉と。

11月 静岡 目の前に富士山が。それも雲ひとつない。 

こう見てくると、北から南へと旅を続けていることが分かる。どの都市を見ても、魅力がいっぱいだ。残念なことに地方は「一極化現象」が進み、大きな都市を除いて衰退化が激しい。振り返って、地方で暮らした時代の方がゆとりを感じたものだ。ちなみに私の第二の故郷は札幌である。