小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

63 だれの仕業 迷犬hanaのある日

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小さな貸し農園で野菜を作っています。白菜を取ってきて、台所に置いておきました。2階では、風邪をひいた次女が寝ていました。 妻と長女は風邪ひきさんをおいて買い物に出かけました。私は用事で朝早く家を出ていました。買い物から2人が帰ると、台所の白菜が、このようになっていたのです。 だれの仕業か。2人はすぐに気が付きました。1階で留守番をしていたゴールデンレトリバーのhanaが、2人が帰ってきても玄関に出迎えに現われなかったからです。 普段のhanaならば、だれかが帰ってくると、玄関に飛んできて大はしゃぎをするのです。きょうは、そうしたことをしないので、2人はおかしいと思いました。 実は6日の朝早く、hanaは嘔吐と血便をしたのです。動物病院では急性の胃腸炎だと診断され、けさまで食事制限をしていました。 だから、また体調を壊したのかと、2人は心配しましたが、hanaは元気そのものでした。 お腹がすいて、好物の白菜を見つけてこんな具合に食べてしまったのでしょう。
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昨年夏のhanaの体重は約31キロありました。動物病院では「太りすぎ」といわれ、ダイエットに挑戦し、つい最近では25・5キロまで減量することができたのです。 しかし、これはhanaにとっては、つらい日々だったと思います。お腹がすいてすいてたまらない毎日だったのかもしれません。 きょうもそうした状態にあったのでしょう。
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残りの白菜を見せると、飛びつくように食べ始めたのです。責めることはできません。「欠食児童」のところに、好物を置いて出かけたのですから、人間の方が悪いのです。 さて、今夜のhanaは、満腹状態で眠りにつきました。