小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

18 秋の花(1)

遊歩道を散歩していると、いろいろな花を楽しむことができます。けさもゴールデンレトリバーの「はな」と散歩途中にシャッターを押してみました。 秋の象徴のようなキンモクセイは、昨日の雨でだいぶ散りました。(中国の桂林はキンモクセイの町で知られています。日本の北限は仙台あたりでしょうか。北海道では見かけませんでした)
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そのほかに、淡紅と白の芙蓉がいま見ごろです。(九州や沖縄で多く見かけます。これも北国にはないようです)
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秋といえば萩ですが、仙台の「野草園」や向島の「百花園」の萩は素晴らしいと思います。
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夏の間休んでいた四季咲きのバラも、涼しくなったせいか、花を開きました。(かがやき=ハイブリッドティー系)
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ヘルマン・ヘッセに「9月」と題する詩があります。夏に戻ったようなきょうの天気を見て、その詩を思い出しました。 庭は悲しんでいる 冷たく花々の中へ雨が降る。 夏はひそかに身震いする 己の終末を迎えて。 黄金色の葉がひとひらひとひら 高いニセアカシアの木からしたたり落ちる。 夏はいぶかしげに力なく微笑む 死んでいく庭の夢の中で。 まだしばらくバラのところに 夏は立ち止まっているが、休息にあこがれている。 ゆっくり夏は閉じる 大きな くたびれた目を。 (岡田朝雄訳)