小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2021-02-01から1日間の記事一覧

1974 広辞苑で学問のさびしさ知らず 歌集『わが定数歌』を読む

「学問のさびしさは知らず広辞苑読み了(お)へにける夏九十日」 私は若い時代、秋田市で暮らした。この短歌の作者、三浦右己さん(本名・祐起)は当時、秋田の支局長で、とても怖い、人生の師でもあった。 いつも新刊書を抱え、文章に厳しい人で歌人でもあ…