小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2011-06-12から1日間の記事一覧

828 緑の島・気仙沼大島にて 机上よりも現場を

雪の研究で知られる中谷宇吉郎は、師である寺田寅彦同様、随筆家として多くの名エッセーを残した。その一つに「自然と災厄」という文章がある。その結びに考えさせられた。中谷は書いている。 「火災と限らず、地震の場合でも津浪の場合でも、危機に瀕してよ…

828 緑の島・気仙沼大島にて 机上よりも現場を

雪の研究で知られる中谷宇吉郎は、師である寺田寅彦同様、随筆家として多くの名エッセーを残した。その一つに「自然と災厄」という文章がある。その結びに考えさせられた。中谷は書いている。 「火災と限らず、地震の場合でも津浪の場合でも、危機に瀕してよ…