小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2010-07-25から1日間の記事一覧

675 戦争を美化した小説 きな臭い著者の意図=『永遠のゼロ』

「永遠のゼロ」(百田尚樹著、講談社文庫)は売れ行きが好調でも、危うさを感じる作品である。「現実味に乏しい」「素人小説的だ」と批判的見方も強い。その意見の中には、戦後60数年も過ぎて、生前の主人公(零戦の搭乗員で、特攻で戦死する)の行動を記…

675 戦争を美化した小説 きな臭い著者の意図=『永遠のゼロ』

「永遠のゼロ」(百田尚樹著、講談社文庫)は売れ行きが好調でも、危うさを感じる作品である。「現実味に乏しい」「素人小説的だ」と批判的見方も強い。その意見の中には、戦後60数年も過ぎて、生前の主人公(零戦の搭乗員で、特攻で戦死する)の行動を記…