私は登山とは縁がない。山への気持ちは、田中冬二の「山への思慕」という詩程度のものだ。 しずかな冬の日 私はひとり日向の縁側で 遠い山に向かってゐる 山は父のやうにきびしく正しく また母のやうにやさしい 山をじっと見つめてゐると 何か泪ぐましいもの…
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