小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2007-11-22から1日間の記事一覧

196 遠別少年(坂川栄治著) 透明な静けさの物語

13の短編集の中に「山おっちゃん」という話がある。幼いころに病気で耳が聞こえなくなったおじさんの思い出を描いたかつてはどこにでもあったような、郷愁あふれるストーリーだ。最後の一節がとても気になった。 -そして耳が聞こえない人が身にまとう独特の…

196 遠別少年(坂川栄治著) 透明な静けさの物語

13の短編集の中に「山おっちゃん」という話がある。幼いころに病気で耳が聞こえなくなったおじさんの思い出を描いたかつてはどこにでもあったような、郷愁あふれるストーリーだ。最後の一節がとても気になった。 ―そして耳が聞こえない人が身にまとう独特の…