小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

767 「泣きながら頑張れ」 hanaの1月のつぶやき

画像寒い日が続きますが、みなさんこの寒さに負けず、頑張っていることでしょうね。私はお陰さまで体調は絶好調です。あの夏の暑さに比べたら、いまの季節は極楽ですね。ストーブで暖められた部屋は暑いくらいで、つい廊下に出てしまいます。 実は最近、悲しいことがありました。友だちがこの世から去っていったのです。体調はいいのですが、そんなことがあって、ちょっとさびしい思いをしています。 友だちは近所のシベリアンハスキーという、私よりも6、7歳年上の犬でした。夕方の散歩のときに会うと、飼い主のおばさんが必ず頭を撫でてくれるのです。シベリアンハスキーは年上なので、黙ってそれを見ていてくれました。私にとって憧れの先輩でした。先輩を飼ってくれたお父さんとお母さんが静かだなあと思って見てみると、息を引き取っていたそうです。老衰というのでしょうか。うらやましい亡くなり方だと思います。 お父さんも、最近先輩が亡くなったと言っていました。数年前、お父さんが沖縄に行く途中の飛行機の中でその先輩に偶然に出会わせ、機中でずうっと話していたそうです。交通遺児育英会の仕事で、事故で夫を亡くした女性に話を聞きに行く途中だったそうです。 もう一つ、暗い話がありました。親類の男の人が仕事中に足の骨(大腿部というところだそうです)を折り、救急車で病院に運ばれ、手術をしたというのです。親類からの電話のときに、お父さんは「泣きながら頑張れと伝えて」と電話をしてきた奥さんに話していました。 一日も早く仕事に復帰するには、リハビリの辛さを乗り越えて「泣きながら頑張る」必要があるというのです。そんな人を知っているからこそ、お父さんは電話で奥さんを励ましたのだと思います。お父さんの話ですと、泣きながらリハビリをした人は、40歳直前に「クモ膜下出血」で倒れ、生死の間をさまよいながら回復しました。そして不自由な体を元に戻すために、泣きながらリハビリを続けたというのです。 今度骨折した親類は、もっと年上で50歳を超えています。でも、お父さんの言うように、泣きながら頑張れば、きっとけがをした足は元のように動かすことができると私も信じます。 間もなく2月。「凍てつく季節」です。でも、私や家族には楽しいことが待っています。お父さんにとって「初孫」が生まれるのです。どんな赤ちゃんが生まれるのでしょうか。私は赤ちゃんが生まれても、大丈夫です。ヤキモチなんて焼きません。私も早く赤ちゃんの顔が見たいなあ。