小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

03 あっぱれゴジラ 松井の驚異の復帰

 左手首の骨折で休んでいたヤンキースゴジラこと松井秀喜がきょうの試合から一軍に合流し、DHとして8番に先発出場、何と4打数4連続安打と大活躍をした。

  チームも4ヵ月ぶりの松井の復帰を祝うように、打線が爆発して大勝した。NHKBS放送ではらはらしながら、打席に立つ松井の姿を見た。

  いつものように、審判にあいさつする礼儀正しさ。そして、はにかんだように大観衆のスタンディング・オベーションにヘルメットをとってあいさつした後、速球に詰まりながらもセンター前に打ち返すポテンヒットを打った。

  強運の持ち主なのだろう。相手投手陣の乱調もあって、続く3打席でも連続してヒットを打ち、5打席目は四球を選び全打席出塁したのだ。

  松井が休んでいる間、大リーグ中継はあまり見なかった。ことしはイチローも元気がないし、大リーグ中継が面白くなかったからだ。

 ことしの野球人気は、早実の斎藤投手が支える印象が強かった。しかし、やはり松井である。きょうの復帰でまた私のように大リーグに目を向けるファンも多いのではないかと思う。

 日曜日のTBSの番組で松井に厳しい評価をする張本氏が「あっぱれ」というかどうか、きょうの試合だけでは判断できない。(大沢親分は文句なしにあっぱれというだろうな)

  だが、きょうに限ればまさしく「あっぱれ」であり、松井のこと、明日以降も張本氏をうならせる活躍をするに違いない。

  野球人気に大きな役割を果たした早実の斎藤は大学(早大)進学、駒大苫小牧の田中はプロ希望。2人が輝く道を歩むことを願うばかりだ。