小径を行く 

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。(筆者=石井克則・遊歩)

04 UDON 娯楽映画として評価

 近くの映画館で「UDON」を見た。讃岐うどんの普及に協力する若い人々の姿を描いた娯楽作品である。上映時間は2時間を超えるが、けっこう面白く、眠気に襲われることはなかった。


  それにしても、なぜユースケ・サンタマリアが主役に抜擢されたのか、よく分からなかった。台詞もぎこちなかった。強いていえばとぼけた演技がよかった。


  私なりに解釈すれば、見る者に安心感、親近感を抱かせる不思議な魅力があるのかもしれない。


  彼はエンターテナーとしての素質はあるかもしれないが、まだ「男はつらいよ」の渥美清や「釣りバカ日誌」の西田敏行にはとても及ばない。演技力の向上のために何が必要かを考え、勉強してほしい。


  いずれにしろ、相手役の小西真奈美や姉役の鈴木京香、親友役のトータス松本ら、脇役陣は豪華であり、肩の凝らない映画として成功しただろう。


  映画を観た総括。「ああ!うまいうどんが食べたい」