小径を行く 

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。(筆者=石井克則・遊歩)

2025-08-22から1日間の記事一覧

2856 黙って見る夕陽 夏の平凡な一日

「夕陽を眺めるのに不要なものは一つだけ、むだなことばだ」~ 長田弘の「夕陽を見にゆく」(詩集『人生の特別な一瞬』晶文社)という詩の中に、こんな一節がある。夕陽を見るのに言葉は要らない、ただ黙っているだけでいいというのだ。たしかにそうだ。昨日…