小径を行く 

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。(筆者=石井克則・遊歩)

09野菜つくりの失敗

  この夏の野菜つくりは失敗だった。ナス、キュウリ、ゴーヤ、トウモロコシ、夏ダイコン、インゲン、枝豆とことごとく収穫は少なかった。 特に、遅くにタネを蒔いたトウモロコシ、夏ダイコン、インゲン、枝豆はほとんどダメだった。しかし、なぜか難しいといわれるトマトだけがいまも収穫ができるのだ。


  周囲の畑(貸し農園です)を見ると、けっこういろいろな野菜がうまく育ち、いい実がなり、葉が繁っている。隣の畑は、野菜つくりを放棄して、雑草がはえ放題だ。


  かつて同じ会社で働いた先輩の畑はいつも見事に野菜が育っている。野菜つくりは難しい。手を加えなければ、収穫は少ないことを思い知らされたこの夏だった。


  いま、貸し農園がブームのようだ。団塊の世代が定年退職をすると、土への回帰を考える人々がさらに増えるだろう。そこでは、新たな交流が始まるはずだ。