小径を行く 

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。(筆者=石井克則・遊歩)

2025-03-05から1日間の記事一覧

2716 不安定な世界の中で ブラウニングの詩を読む

6日は「啓蟄」(けいちつ=陽気に誘われ土の中の虫が動き出すころのこと)だ。寒い日が続くが、春はすぐそこまで来ている。平和な春を描いた短い詩といえば、イギリスの詩人 ロバート・ブラウニング (1812~1889)の『春の朝(あした)』(上田敏訳)がよ…