
桜前線という言葉は生きているのだろうか
日本列島の南から北へと縦断する
ソメイヨシノの開花
東京はすでに満開
まだですという声も届いている
気候変動は開花の時期も狂わしている
そんな桜の下を歩くとき
なぜか心が痛む
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焦燥感といえばいいのだろうか
何とも不快でイヤな状態
心がザワついて落ち着かない
その原因は何だろう
ウクライナからガザさらにイランへ
21世紀も続く幻滅と不毛な戦争
絶望に追いやられる子どもたちの顔
桜の季節を素直に楽しめない私と誰か
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桜はこの国の代表的な花
誰でもが語るべき思い出がある
春を迎えた浮き立つ人々の半面
桜は嫌いという人も
悲しい思い出と苦しい思い出
それが蘇る季節なのかもしれない
爛漫の春の象徴に目をそむけ
花見の宴とは無縁な人々
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グスタフ・マーラーのシンフォニー5番をCDで聴く
弦楽器とハープが奏でる第4楽章アダージェット
本来は「アダージョよりやや速く」という意味だ
作曲者は「とてもゆっくりと」という注文をつけている
抒情的メロディーが小さな部屋を満たしてくれている
焦燥感が次第に柔らかな思いに変わっていく
悲しみも苦しみも次第に遠のいていく
音楽に潜む侮れない力……あの子どもたちに聴かせたい
ご愛読ありがとうございます。
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