小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2019 ブログ移行の試み 2カ月半続いた試行錯誤 

 

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  2006年9月から続けていた拙ブログ『小径を行く』を3月限りでストップ、タイトルを『新・小径を行く』に改め再スタートした。サービスサイトをビッグローブKDDI系列)運営の「ウェブリブログ」から、はてな社運営の「はてなブログ」に変更したことが理由である。サイドバーにある「検索」の機能の差が大きく、やむを得ない選択だった。

  以前はキーワードを入れると、その言葉が含まれる記事が正確に出てきた。しかし、いつからかは不明だが、ビッグローブの検索機能は貧弱になってしまった。例えば、旧『小径を行く』の検索に「ゴッホ」というキーワードを入れてみる。すると10本の記事がヒットする。では『新・小径を行く』ではどうだろう。3倍以上の32本の記事が出てくるではないか。俳句の(正岡)子規は前者が16本、後者は67本。文豪(夏目)漱石は8本と28本だ。正確という点で、後者の方が格段に優れていることが分かる。

  15年近くブログを続けていると、その回数も多くなっており、最新の記事は2018回目だった。私の場合、以前どんな内容の記事を書いたかを調べる意味でも検索機能は重要だから、問題なく検索ができるサービスサイトが必要だ。そのことを考えた末の移行だった。

 しかし、数多い記事、写真を移行するのはそう簡単ではなかった。データの出力と入力をする「エクスポート」と「インポート」の機能を使い、移行作業をしたが、インポートされた記事は改行、段落がなく、読みやすくする作業に1カ月ほどを要してしまった。さらにブログの顔ともいえるデザインをどんなものを使ったらいいのか、頭を悩ました。はてなブログには、公式テーマというデザインとその他のデザインがかなりあり、いずれを使っても無料。何度か試行錯誤の末にとりあえず現在のはてなブログ「ニューモフィズム」というデザインに落ち着いた。

  ただ、そのままのデザインでは拙ブログとはやや違和感があり、記事のフォントやサイドバーのスタイルを一部変更した。それらはweb上に先行例が出ており、CSS(スタイルシート)コードをコピー、ペーストして手直しができた。

  私のブログははてなブログの無料版を使っているため、本来はトップ頁の記事一覧のサービスはない。しかし、先行例を見ると、自動的に「アーカイブ」ページを表示させるという手法があり、実際のそれを参考に試してみると、トップ頁が記事一覧になった。 

 ウェブリブログは2019年7月、大規模リニュアルを実施し、デザインも含めて大幅な変更があり、利用者から「使いにくくなった」「最悪になった」などの批判が相次いだことがある。検索がいつから貧弱になったのかは不明だが、このころからかもしれない。はてなブログを運営する、はてな社は「人力検索はてな」で知られ、検索機能は充実しており、書き込み回数が多い利用者には適しているサービスサイトといえるようだ。 

 ブログは1990年代後半に始まり、アメリカでは2001年の9・11テロで急拡大したという。日本では2003年ごろから広がったといわれる。私はその3年後にスタート、今年9月で丸15年になる。1500回目(16年7月16日)のブログに「自然を友にした散歩の途中、現代世相について考えたことを自由気ままにつづってきました。方向性はもちろんありません。これからもマイペースで書き続けたいと思っております。」と書いた通り、今後も自由な発想でブログを継続したい。