花
日の出の時間が早くなり、朝の散歩には気持ちがいい季節だ。「光の春」という見出しをつけた新聞記事も見た。降り注ぐ陽光の明るさを表現した好きな言葉だ。つい最近、犬の散歩の途中、公園の近くで鶯の鳴き声を聞いた。 朝の冷たい空気の中で初めて聞く鶯の…
10月になった。庭にあるカリンの木に1個だけ実がなった。その実に小さなカタツムリが付いているのを見つけた。実の一部は食べられた跡がある。この小さなカタツムリが食べたのかどうかは分からない。いずれにしても、この小さなカタツムリは生きるために必死…
ムクゲの花が遊歩道に咲いている。いまが盛りである。炎暑の夏はムクゲの白い花がよく似合う。この花は中国やインドが原産国だが、韓国の国花でもある。 根源詩人といわれた高橋新吉(1901-1987)が書いた「木槿の花」の詩を読み返す。 むくげの花の白さは…
梅雨に入ったような天気が続いた。昨日の土曜日は肌寒い休日だった。それがうそのように、日曜日のきょうの天気は回復した。庭に出るのもうっとうしいと思っていたが、久しぶりに気分転換を図ろうと、とっておきのコーヒーカップを取り出した。 庭の椅子に座…
次第に冷気が増してきて、秋の花は少なくなってきた。もちろん、私の好きなコスモスはいま花の盛りを迎えている。 バラも春よりは花が小さいものの頑張って咲いているし、菊もこれからだ。。だが、家々の庭先の花壇は寂しくなりつつある。やはり春の方が気持…
人間の世界ではゴールデンウイークという休みの連続する日々が終わりました。この間、いつもならママと昼の時間を送っている私ですが、お父さんやお姉さんたちが家にいることが多く、私にとっては休日ではありませんでした。 いつもなら、みんなを送り出した…
日本には「焼き物の町」がかなりある。日本人の食器の中心は陶器である。日常使う焼き物だけでなく、芸術といわれる範疇(カテゴリー)に入る焼き物も昔からつくられている。茨城県笠間市。「笠間稲荷」で知られる地方都市だ。ここは笠間焼という焼き物の産…
さとう宗幸の「青葉城恋歌」は青春の歌である。しかし、私が仙台で暮らした時代、この歌はまだなかった。東北新幹線も開通していなかった。この歌の冒頭に出てくる「広瀬川」にはよく遊びに行った。河原で野球をやり、弁当を食べたことがきのうのように思い…
日本列島を桜前線がじくざくと進んでいる。本来なら、「北上中」という表現を使うべきなのだが、ことしはこの表現を使えないほど各地の気候がおかしい。 東京では、満開になったと思ったら、19年ぶりに4月になって雪が降った。それでもいま各地で日本の花の…
春の彼岸に入ったというのに、肌寒い日が続いている。「暑さ寒さも彼岸まで」というが、あたたかな1、2月を経験すると、3月は寒く感じる日が多かった。春は足踏み状態だとしてもすぐそこまで来ているのは間違いない。 彼岸の入りだというので、花と線香を持…
暦の上では冬に入っている. 私の散歩コースである遊歩道は「深まる秋」一色という気配だ。このところの冷え込みで、けやきの葉は一段と色づき、強い風に吹き飛ばされていく。木の葉を集める人の姿も目に付くようになった。好天の日は散歩をするのに最高の季…
近所の散歩コースにセイタカアワダチソウが群生している場所がある。 先週あたりから、黄色い花が満開となり、遠目にはまるで菜の花が咲き誇っているように見える。 百科事典によると、キク科の多年草で、別名セイタカアキノキリンソウ。北米原産の帰化植物…
このところ、天気がよくない。10月は、晴れる日が多いはず(1964年の東京五輪は、晴れの日が多いという統計で10月に開催を決めたという)だが、例年になく不順な天候だ。 そのせいか、秋の花も何となく元気がない。 庭に出てみると、秋の花がややさびしく咲…
遊歩道を散歩していると、いろいろな花を楽しむことができます。けさもゴールデンレトリバーの「はな」と散歩途中にシャッターを押してみました。 秋の象徴のようなキンモクセイは、昨日の雨でだいぶ散りました。(中国の桂林はキンモクセイの町で知られてい…