小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2021-04-03から1日間の記事一覧

1994 鎮魂の季節は4月 比島に消えた父

鎮魂の季節といえば、8月だ。だが、私にとっての鎮魂の季節は4月なのである。それはなぜか。76年前の4月、日本から海を隔てて約3000キロのフィリピンでは、私の父を含む日本軍の兵士、民間人らおびただしい人々(50万人以上といわれる)が米軍と…