小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2018-07-17から1日間の記事一覧

1684 仏像との対話 皮相浅薄時代に

「君たちは古美術品が語りかけてくることを一言一句聞き漏らしてはならない」日本の古美術再生運動を指導した岡倉天心(1863~1913)は、東京美術学校(東京芸大の前身)校長就任の際のあいさつで、こう話したという。明治維新後、日本では廃仏毀釈の運動が…