小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2018-03-22から1日間の記事一覧

1637 敵意を持った人間の息は トルストイの民話から

ロシアの文豪、レフ・トルストイ(1829~1910)は、童話とはやや異なる民話を幾つか残している。その中の1つに『人は何で生きるか』がある。神様の命令に背いて地上に落とされてしまった天使、ミハイルが、靴屋のセミョーンと女房のマトリョーナら…