小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2018-03-10から1日間の記事一覧

1633 変わりゆく気仙沼大島 「空に海に胎動のとき」に

「空に海に胎動のときがめぐりきたらむ春一番の潮けむり」 この歌の作者は、宮城県気仙沼市の大島で漁業を営みながら短歌を作り続けた小野寺文男さんで、歌集『冬の渚』に収められている。大島は7年前の東日本大震災で大きな被害を受け、30人の死者不明者…