「空に海に胎動のときがめぐりきたらむ春一番の潮けむり」 この歌の作者は、宮城県気仙沼市の大島で漁業を営みながら短歌を作り続けた小野寺文男さんで、歌集『冬の渚』に収められている。大島は7年前の東日本大震災で大きな被害を受け、30人の死者不明者…
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