小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2017-12-02から1日間の記事一覧

1602 最善説への痛烈な皮肉 小説『カンディート』の世界

今年も残すところ、きょうを入れて30日になった。少し早いが、2017年を回顧すると、内外とも芳しくない年だったといえよう。この世は到底、哲学の「最善説」を信じることができない時代であることを思い知らされた1年だった。そんな思いに浸っている…