小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2016-05-23から1日間の記事一覧

1484『わが定数歌』 ある大先輩の歌集から

芽を吹きて欅(けやき)は空に濃くなりぬわが「市の樹(まちのき)」と思ひつつ行く 私の2階の部屋の窓から、街路樹のけやきが見える。緑の葉が遊歩道を覆っている。冒頭の短歌は、若い時分にお世話になった秋田市の大先輩が「わが定数歌」として詠んだうち…