小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2008-08-24から1日間の記事一覧

318 8月(10) 戦争絶滅へ、人間復活へ

秋田県横手市在住のむのたけじさんは、93歳の老ジャーナリストである。むのさんは、フリーのジャーナリスト、黒岩比佐子さんとの対談(岩波新書)で「戦争の世紀」といわれた20世紀を中心に振り返り、厳しい視線を私たちに向ける。それは、私にとって目から…

318 8月(10)戦争絶滅へ、人間復活へ

秋田県横手市在住のむのたけじさんは、93歳の老ジャーナリストである。むのさんは、フリーのジャーナリスト、黒岩比佐子さんとの対談(岩波新書)で「戦争の世紀」といわれた20世紀を中心に振り返り、厳しい視線を私たちに向ける。それは、私にとって目から…

317 8月(9) 近くて遠い旅

作者の坂上弘さんは、1936年の生まれだ。いまでは珍しくはないが、19歳という若さで芥川賞の候補作を書いた早熟の作家だ。ペン1本の道は選ばず、リコーに勤めながら作家活動も続けた。 先ごろ、ある会合でお会いしたが、温厚な人柄の紳士である。「近くて遠…

317 8月(9) 近くて遠い旅

作者の坂上弘さんは、1936年の生まれだ。いまでは珍しくはないが、19歳という若さで芥川賞の候補作を書いた早熟の作家だ。ペン1本の道は選ばず、リコーに勤めながら作家活動も続けた。 先ごろ、ある会合でお会いしたが、温厚な人柄の紳士である。 「近くて遠…