小径を行く

時代の移ろいを見つめた事柄をエッセイ風に書き続けております。現代社会について考えるきっかけになれば幸いです。筆者・石井克則(ブログ名・遊歩)

2008-07-05から1日間の記事一覧

294 何気ない家族の光景 「歩いても 歩いても」

何気ない日常の会話が続きながら、妙に奥の深さを感じさせる映画を見た。是枝裕和監督の「歩いても 歩いても」という題名からして変わった作品だ。 15年前の夏に海の事故で死んだ長男の命日に集まった家族の話である。涙を流したり、手に汗をかいたりはしな…

294 何気ない家族の光景 「歩いても 歩いても」

何気ない日常の会話が続きながら、妙に奥の深さを感じさせる映画を見た。是枝裕和監督の「歩いても 歩いても」という題名からして変わった作品だ。 15年前の夏に海の事故で死んだ長男の命日に集まった家族の話である。涙を流したり、手に汗をかいたりはしな…

293 誘拐捜査 歳月を経て浮かんだ事の深層

日本のノンフィクションで、一連の沢木耕太郎の作品は嫌いではない。「深夜特急」は多くの若者に旅の醍醐味を教えた。沢木に比べると地味なのだが、本田靖春の「事件」を題材にした作品は社会部記者の原点を見るようで、いつも姿勢をただして読んだ。 彼の作…

293 誘拐捜査 歳月を経て浮かんだ事の深層

日本のノンフィクションで、一連の沢木耕太郎の作品は嫌いではない。「深夜特急」は多くの若者に旅の醍醐味を教えた。沢木に比べると地味なのだが、本田靖春の「事件」を題材にした作品は社会部記者の原点を見るようで、いつも姿勢をただして読んだ。 彼の作…